- 名前
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どんな人が好きですか? 続き x18
2019年03月25日 00:10
このプロジェクトの問題は販売までの原価、つまりCOGSが高く、現在の価格設定では最終利益率が低いところにあります。
原価の内訳を原材費、輸送費、棚、販管費などに分けると、特徴的なものは棚と販管費が高く見えます。
理由は、この製品のターゲットを一般的な消費者にしているため、在庫を確保して、さらに宣伝を打つ必要があるからです。
また最近流行りのSNSの口コミなどでは良さが伝わりにくいところがあります。
Sさん、君の分析は素晴らしいんだけれど、それじゃあまるでこの製品を企画したK君がアホみたいじゃないか(笑)
K君、何か反論は無いのか?
部長の皆さん、そのアホのKです。
実はSさんの分析はとても素晴らしくて、今の説明の点では反論できる点がありません。
おいおい、じゃ君はこのプロジェクトを諦めるのか?
いえ、そんな事は一言も申し上げておりません。
もちろん、ちゃんと準備してありますので、説明の時間を頂きたいのです。
いいだろう。是非説明をお願いするよ。
はい、ありがとうございます。
まず、プロジェクトの初めに、ターゲットを一般消費者としたところが間違っていました。
皆さんもご存知の通り、開発に時点でこの商品はとても素晴らしく仕上がりました。
しかし、Sさんの説明の通り、流通や宣伝を考え、また消費者が買いやすいサイズにすると容器のコストや棚の費用が思ったよりかかり、利益を出すことが難しくなります。
しかし、このビジネスをB to Cから、B to Pにターゲットを変えると、話は変わってきます。
ちょっと待ってくれ、
B to Cでは無く、B to Pとはどういう事だ?
そもそも、B to Bは聞いたことがあるが、Pってのは何だい?
はい、
通常ビジネスはB to CもしくはB to B、つまり、相手が一般消費者なのか、それとも会社などのビジネスパートナーなのかで話をします。
B to Cの場合、ターゲットに商品を使って貰うために宣伝が必須ですが、B to Bの場合はその部分は先方のパートナーが考えます。
つまり、相手が誰かで当社側の販売戦略は変わります。
ここで、B to Pの場合。
これは今までもあったビジネスですが、少し話は変わります。
つまり、相手のPとは、プロフェッショナルの事を言います。
プロフェッショナルとは、その商品を使うのは本人ですが、一般消費者では無い。という事です。
例えば、料理人が使う食材、医者の使う医療機器、美容師が使うハサミ、大工が使う道具など、、、。
この分野は高い質が求められますが、価格は消費者向けとは違う設定が可能です。
なるほど、B to Pか、、
そこは当社では新しい分野だな。
で、勝算はあるのか?
はい、それをこれからご説明します。
その為に紹介したい人がいるんです。
優人さん、こちらに、、。
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