- 名前
- 品質保証
- 性別
- ♂
- 年齢
- 44歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- コミュニケーションはフリーアドレスのメールやSNSなどでお願いしています。 ですので...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
どんな人が好きですか? 続き x15
2019年03月09日 11:17
これは一体どういう事なんだ?
少し説明してくれないか?
お父さん、もちろんそのつもりです。
お父さんが新しい醤油の開発をするって言ってたでしょ?
で、全国には沢山の醤油があるけど、どれ一つ同じ造り方はないんだって。
もちろん京都にも醤油蔵があって、関東とは全く違う香りと味がする。
それで私、醤油の事勉強したくなって、伏見の醤油蔵に見学に行ったんです。
その時、偶然にそこにいたのが彼なの。
そうなんです。
私は料理に合う醤油を、探しておりまして、、それこそ何軒も蔵を周っておったんです。
伏見で偶然にお嬢さんと会い、お父さんの話を聞いたんです。
そして、もしかしたら何かお手伝いができるんではと思いまして、、、。
その時、彼が京料理の板長さんだと聞いて、料理から醤油の事を考えたらもっと醤油の事が分かるんじゃないかと思ったの。
それで、彼のこの料亭で料理を教えてもらえる事になって。
今は、お休みの日はここに来て、料理やら料亭の仕組みらやも教えてもらっています。
お嬢さんは本当に勉強家なんですよ。
それに、何でも覚えるのも本当に早くて驚きです。
うちには若い料理人が何人も修行に来るんですが、包丁の使い方や魚のさばき方、食材の選び方まで、お嬢さんの方がセンスがあります。
やだーー、そんなに褒めても何も出ないんだから!!
ん、んうん、
何を2人で言ってんだよ君たちは。
まったく、、
最近の若い者は、、って?
お父さん、口癖になってる(笑)
まあ、話しはわかった。
で、板長さん、私は君の事を何て呼べばいい良いかな?
まさか、板長さん、じゃないよなぁ。
はあ、それでしたら、「ゆうじ」と呼んでください。本名です。
「優人」と書いて、ゆうじ です。
そうか、では、ゆうじ君、
君に少し質問がある。
君は今、私の娘と交際している。
そうだよな。
はい、本当に感謝しております。
で、どこまで進んだんだ?
、
、
、
ちょっとお父さん、
なんて事聞いてるの、、
私だってもう子供じゃないんだから、、、
はぁ? お前は何を言ってるんだ?
私は醤油の事を聞いてるんだ。
おまえは食べ物から醤油を考えるって言ってたよな。
それこそ、私が望んでいたものなんだよ。
醤油はそれだけでは単なる調味料だ。
しかし、何に醤油を使うのか?どう使うのか?
それはどんな料理で、どんな醤油なのか?
それこそが大事なんだよ。
日本には沢山の醤油がある。
だが、醤油蔵の全てが料理とのマッチングや使われる場面を考えているだろうか?
ゆうじ君、
私に足りないのは、料理人の心なんだよ。
料理人が料理を創る時は、その料理が、いつ、どんな人に、どんな状況で食べられるのか考えるだろう?
例えば、1組4人のお客様が来たとする。
でも全ての人が同じ気持ちとは限らない。
君はその時どうする?どんな料理を出す?
それを君から教わりたい。
続く
このデジログへのコメント
コメントを書く