涙あふれて

広島であった、赤ちゃんを産み落として殺してしまったお母さんの事件をテレビで知りました。
赤ちゃんが駐車場で泣き叫ぶ情景やうろたえるお母さんの顔が目に浮かび、知らず、知らず涙があふれて、止まらなくなりました。

育てる自信がなければ産まなければという意見もあると思いますが、きっとそのお母さんも命をはぐくんだ喜びと苦しみの間でずいぶん悩んだことだと思います。

死んでいった於赤ちゃんの悲しみと、育てることのできなかったお母さんも悪いと思いますが、僕は、それ以上に悪いのは男性だと思います。
赤ちゃんが生まれることをその男性は知らなかったかも知れませんが、また、生まれる前に喧嘩して別れたかも知れませんが。

子供ができるであろうことは男性として知る責任と、そのお母さんと赤ちゃんの命と幸せを守ってあげる責任があると思います。

歳をとると涙もろくなるのです。
自分が何もできないから、
はがゆくて、はがゆくて、
余計に涙があふれてきて、仕方ありません。