- 名前
- けーでぃー
- 性別
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- 年齢
- 50歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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あいあむ・「おっさん」。ゆーあー……?
2018年05月19日 21:29
前回の実体験ネタからキーワードを引き継いで、
今回は久しぶりの言葉ネタです。
何かというと。
男女の対比についてです。以下をご覧ください。
おじさん・おばさん
おっちゃん・おばちゃん
おっさん・?
ご覧の通り。
「おじさん」の相方はどう考えても「おばさん」ですから、
「おっさん」の相方が不在になるんですよね。
そこで。
「おばはん」の相方が不在だからと、持ってきたいとこですが、
「おじさんおばさん」
「おっちゃんおばちゃん」
に比べて、
「おっさんおばはん」
は……バランスが悪いと思いませんか?
「おばはん」は明確に関西弁ですけど、
「おっさん」はほぼ標準語というか、関西弁濃度が薄いですし。
少なくとも、「おばはん」と比べたら、
「さん」と「はん」の違いがありますから。ねえ。
で。
男女の対比といえば、こういうのもあります。
御令嬢・御曹司
お嬢ちゃん・お坊ちゃん
お嬢さん・?
お嬢様・?
ね。
「大金持ちの、社長の子」的な子を指す言葉が、
女性と比べて男性は妙に少ないんです。どういうわけか。
語りかける相手が女性、つまり女の子だと、
「は~い、よくできました~。お嬢ちゃんはいい子いい子」
「けっ。金持ちのお嬢さんはこれだからよ」
「お嬢様、本日のご予定ですが……」
という風に。
言う側・言われる側それぞれの年齢や二人の関係など、
その場に応じていろいろ使い分けができます。
しかし。
相手が男性だと、それができません。
「お坊ちゃん」は、相方が「お嬢ちゃん」であり、
「お嬢ちゃん」の対象年齢はどう考えても小学生そこそこでしょう。
だから、女の子の場合は「お嬢さん」「お嬢様」とレベルアップしていきます。
なのに。
男性は、「お坊ちゃん」から動かせません。
バリエーションとしてはせいぜい「お坊ちゃま」しかなく、
言うまでもなくこれは、全くレベルアップしてませんよね。
だもんで。
漫画や小説などにおいて、「金持ちのドラ息子」は、
「お坊ちゃん」「お坊ちゃま」呼ばわりされてしまうわけです。
十代後半、あるいは二十代ぐらいであっても。
そんな時。
それが女性であれば、「高飛車なお嬢様」とか言われます。
しかし男性は「ちゃん」「ちゃま」から逃げられない。
「お坊様」はナムアミダブツですし。
「おぼっさま」なんてのは日本語に存在しませんし。
「ご子息」は親御さんに対して言う言葉であり、
本人への語りかけでは使われませんし……
最後に。
男女の対比といえば、一番大きいネタは
「少年少女」「帰国子女」「紳士淑女」などの類でしょう。
何かというと。
女性を指す場合はわざわざ「女」だと説明してるのに、
男性を指す場合は「男」だという説明をしない、ということです。
人間を指す場合、特に記載がなければそれは男性であり、
女性の場合はわざわざ女性であることを明記する、と。
根本には、古い男尊女卑があるのだと思われます。
英語でも。
ManとWoman、
MaleとFamale、など。
「女性の場合は、わざわざ付け足し」になってます。
そんな中で。
「金持ちの子を指す言葉」においては、
女性を指す言葉は細やかで種類が豊富なのに対し、
男性は幼児語? から逃げられないという事実。
「お坊ちゃん」は。
どこかで誰かが密かに仕掛けた、
男性に対する女性の、壮大な逆襲なのであろうか?
とか、思ったりします。
このデジログへのコメント
おっさん、おばはんってなんか悪意を感じ
ますねえ。。
ご子息、ご令嬢はすごくいいところの
おうちの子供さんって感じかな(^o^)
結婚してからは旦那様、御主人様等立派な?呼び名がありますが
女性は奥様、家内とかウチの…なんて貧相ですよ(殿方、奥方なんてのも有)
先日年配の方が山の神と奥様の事を話されて。財務省的な意味らしく(笑)
> はぎんちょさん
お嬢様の「嬢」にも、ご婦人の「婦」にも、「女」って部首が入ってますけど、
「男」の部首が入る字って、「嬲る」ぐらいしか思いつかず。やっぱりいろいろ、
男女差ってあるものだなと。
> 木綿子さん
あ。そういや私、2015/7/25の「男と女、姓と名」で、その辺について語ってましたね。
その、普通は「軽んじられる」女性側なのに、「お嬢様」「お坊ちゃん」だけ
逆転してるなぁと。
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