- 名前
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- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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若者たちにも、いずれわかる……
2018年01月20日 21:17
今回の画像。
「企業戦士(ビジネス・コマンドー)YAMAZAKI」という、
90年代初期の作品です。
ご覧の通り。
「撮ったものをその場で確認できる、フィルム無しのデジタル技術カメラ」が、
「常識を覆す新製品」として登場しています。
そして、この作品の中では。
脳以外を全て機械化されたサイボーグ戦士「ビジネス・コマンドー」たちが、
世間の裏側で激しい戦い(「企業戦争」ではなく本物の殺し合い)を繰り広げています。
このカメラを、新製品として提案しているヤマザキも、ビジネス・コマンドーの一人です。
お解り頂けますでしょうか。
「サイボーグ戦士が戦っているような世界」で、「デジタルカメラ」が、
「常識を覆す新製品」になっているのです。
これ。
今の若者たちの目には、奇異なものに映るのでしょうね。
ですが。
この作品が発表された当時には、全く奇異ではなかったのです。
「撮ったものをその場で確認できるカメラ」なんて、サイボーグ戦士と同等の、空想上の、
漫画の中にしか存在しない、SFアイテムだったのです。
(ちなみに私の、表裏のプロフ写真は「コンビニで買った使い捨てカメラ」で撮りました)
もちろん。
スマホどころか、ガラケーだって同じです。
この、「サイボーグ戦士がいる世界」の女子高生たちは、
ポケベルを使ってます。相手に、「3341」と番号を送って、
「さみしい」と読ませたりしてます。文字なんか送れませんので。
ですから。
私は呟きます。「今の世の中は、SFを超えたなあ」と。
こういうギャップは、SF洋画の中にだってたくさん見られます。
アンドロイドがうろつく宇宙船の中で、ビデオカセットで録画していたりとか。
すると。
若者たちは言います。
「昭和生まれはこれだもんなあ。デジカメもスマホもない世の中なんて、
不便過ぎて耐えられんわ」
私が答えます。
「当時は『今の世の中は充分便利、これ以上のものは考えられない』
と思ってて……」
もちろん、それが若者たちに理解されることはありません。
知識として、「当時には〇〇がなかった」と知ることはできても、
それを「充分便利」と感じることは不可能です。
し・か・し。
そういうことを経験しているからこそ、私は、確信を持って安心していられます。
いずれ必ず、若者たちも、この↓セリフを浴びることになると。
「平成生まれはこれだもんなあ。〇〇も××もない世の中なんて、
不便過ぎて耐えられんわ」
その時、彼らはこう返すでしょう。
「2018年当時には『今の世の中は充分便利、これ以上のものは考えられない』
と思ってて……」
更に、こうも言うでしょう。
「スマホなんか□□も☆☆もできない不便な道具だなぁ、なんて誰も言わなかった。
そもそも□□や☆☆なんて思いつきもしなかった」
しかし、いくらそう叫んでも、
「平成生まれはこれだもんなあ」の若者たちには、絶対に理解してもらえない。
嗚呼! もどかしい。
その時の、彼らの顔を見るのが、私の老後の楽しみです。
実際のところ。
90年代初期にはスマホなんて、SFアイテムとしても想像できなかったわけですからね。
サイボーグ戦士のヤマザキも、自分を造った科学者と連絡をとる時などに、
携帯電話を使ったことは一度もありません。せいぜい、据え置き電話の子機止まり。
ウルトラマンに出てくる科学特捜隊の人たちは、怪獣と戦う為にレーザービームの銃などを
持ってます。しかしその彼らの、♪胸につけてるマークは流星~♪ の流星バッジには、
音声通信以外の機能は何も付属してません。
SF作家の想像力を超えるものが、今、現実の世の中に出回っているのです。
ですから。
今の、2018年時点の若者にも年寄りにもSF作家にも想像できない、
超・便利なものが、いずれ必ず発明され、現実のものとなります。
そしてそれは、「その時の若者」にとっては、
「これがない世の中なんて、不便過ぎる」となるわけで。
もちろん。
こんなことを言ってる私だって、社会人になったばかりの頃には、
「パソコンもファックスもない職場なんて、不便過ぎる」
という立場の若者でした。そんな私のことを、上の世代の人たちは、
「今の私が、今の若者たちを見る目」で見ていたのでしょう。
歳をとった今。
若かった頃の自分のことが、客観的に見えてきています。
今の若者たちも、私と同じ思いの道を、いずれ辿ることになるんだろうな……と。
そんなことを考えながら。
上記の「老後の楽しみ」をワクワクして待ち望み、その未来へ向かって、
私は今日も生きていきます。
♪れ~きしは くり返す~よ~ ど~こまでも~♪
ま、それが人類の進歩・発展というものなんでしょうね。
☆☆あわせて☆☆
2015.2.14の、『もはや現実が、(一部分ですが)ドラえもんを越えています!』も
ご覧あれ。タイトル通り、ドラえもんの道具を超えたものが、今の現実世界には
既に出現している……という話です。
☆☆「平成」が終わって何年かすれば☆☆
「平成生まれは、古いものばっかり持ち上げるからなあ」
「平成時代には、こんなの(アイドルやゲームなど)が人気あったの? 信じられない」
「平成のセンスって古臭くて笑えるな」
なんて台詞が、世に出てくるんですよねえ。
その時、「平成生まれ」の彼らは、「昭和生まれ」の気持ちを知ることになる。
楽しみ楽しみ。
このデジログへのコメント
携帯もデジカメも、今や必需品ですよね~
私はデジのフレさんに、ラインが便利だよ
って教えてもらいました( ´∀`)
インスタの次は、何が出てくるんでしょうね
(
自動運転の車が早く普及しないかなぁ~と思って早数十年…。
技術は出来てるのに、おしい…。
(英語なんて自動翻訳機が出来るからいらないんだい!)と思っていたあの頃…
出来ましたねぇ…
> はぎんちょさん
ライン、ツイッター、フェイスブックといった辺りには一切手を出していない私。
Youtubeやニコ動、2ちゃんねる、普通のメール、で私ぁ充分です。
あ、もちろん「ここ」も。
> eriさん
「昔は、手足を使って車を動かしてた? 信じられない!」って時代も、すぐですよ。
辞典のページをぺらぺらめくって、知らない言葉を調べる行為。
今の子らは、未体験で生涯を終えそうな。
久しぶりにガンダム見ると、携帯電話はないわ缶はプルトップだわだもんなぁ
> とめをさん
昔、ゴルゴ13は、5インチフロッピー1枚で米軍の軍事衛星を爆破しました。
本文でも言ってますが、そういうギャップは今後も必ず出てきます。
携帯電話やネットの登場に匹敵する何か、も。
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