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人の受け取り方は様々!! 例 北南米を移動する渡り鳥
2017年08月19日 07:49
昨日、新卒連中を集めて8月の勉強会を実施した。
来月本社で、新卒社員の四半期経過後の集団研修が有るので、それなりに
成長してるって感じにしたらんとイカン!と思ってちょっと俺なりにアレンジした
内容で行った。
基本的に、教材とか在り来たりな題材を好まない俺w
なんで、数年前に見た科学雑誌の記事を引用して一度見た資料や情報を
他の人に的確に伝えると云う思惑を気付いて欲しかったが、彼らには
どう伝わっただろうか?
使用した資料は以下の通り
北南米大陸を横断し両極(北極圏~南極間)を移動する渡り鳥がいる。
名前をキョクアジサシといい、体重100グラム余りの黒い頭に白い体躯、そして鋭く尖った
真っ赤なくちばしが特徴である。
日本にはあまり馴染みがない名前だが、生涯に渡り途方もない距離を移動する鳥だと
分かった。
従来、この鳥の移動距離は35000キロ余りだろうと、考えられていたのだが
ジオロケーターという追跡装置を数羽に付けて飛行距離を調査した学者がいた。
このジオロケーターという計測器だが、僅かゼムクリップ1個の重さらしいが、今いる
現在地を正確に探索相手に知らしめる優れもの。
この計測器を使い調査を進める内に、キョクアジサシは両極を9万キロ、
個体に拠っては10万キロを年に移動してる事がわかった。両極を単純に直線距離を
移動するのではなく赤道付近の卓越風を上手く利用することで、この長距離の移動を
こなしてるらしい。
彼らの寿命は約30年。と、すると生涯で240万キロ以上を黙々と移動するのである。
これは地球と月の間を3往復するのに匹敵する。
また両極で夏を過ごす為、日照時間の中で過ごす時間が他の哺乳類の中で最も多いのでは
ないかと考えれている。
ふ~そんな凄い移動距離を誇る鳥がいたのか?!
そんな追跡調査をして、移動距離を知りたがる知的欲求を満たす学者に
素直に凄い!!
なんて俺は当時思ったんだが。。。
一同、朗読した後に、感想を聞くと反応は様々。
当然上記の俺みたいな、感想もあったのだが、機器による調査力や人間の科学の進歩
従来の認識の浅はかさ、昼が沢山あるならもっと沢山スキな事ができる!!とかとかww
人の認識力や、受け取り方は様々。
通り一辺倒の当たり前や自分の中での常識だけで、型にはまった考え方では
少々危ないよって感じで資料を回収して、締めた。
それと、誰でもいいからこの事を身近の人間に教えてあげてって!って宿題を
プラスしといた。
俺の意図は、最初に書いた通り一度知った知識を自分の考えを交え、言葉で伝える訓練を
して欲しいって事。
全てを汲み取る力は、彼らにはまだ備わって無いだろうが何か気付いてくれる事が、俺の
期待でも有り楽しみである!
本来なら、こういう事象や事例を基に討論や意見交換とかが一番効果が有るのだが
ウチの社にはそういう、システムや時間、方向性が全く無いからな~
画像は、キョクアジサシの親子
詳しく知りたい方はネットでも、多々文献が有るようなので調べてみてください!
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