- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 中身は40代。 気が弱く臆病だが、ココロは獰猛。
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おまえの使ってる塩は、水槽の魚はすべて死滅させる
2017年04月28日 09:15
あなたの食卓にある塩はもう「塩」ではないかもしれない。
心臓病、脳卒中、糖尿病、高血圧、肥満などの
生活習慣病や動脈硬化を予防するため塩分控えめの食事が推進されており、
塩に対して良いイメージのなかった私。
「塩=浮腫む」というイメージが大きく、アメリカでのダンサー時代は「減塩」を試みていました。
ダンサーだった私にとってスタイルは死活問題。
そんな私が「塩の偉大さ」を知るきっかけになったのは、ある本との出逢いでした。
韓国・国立木浦大学 天日塩生命科学研究所顧問の
上田秀夫氏による「塩を変えれば体は良くなる」。
私の「塩」に対するイメージを大きく覆しただけではなく、
現代の塩の問題点について深く考えさせられました。
海から生まれた生物は陸に上がり、そして今、本来海からの恵みである「塩」を全く別のものに変えてしまった。
あなたの食卓にある塩はもう「塩」ではないかもしれない。
1時間40分後、全ての魚が死滅した食塩水の実験
上記の本に出てくるエピソードで私が衝撃を受けたのは、
2007年9月に韓国国営放送KBSが制作したテレビ番組での実験でした。
2007年9月に韓国国営放送KBSが制作したテレビ番組での実験。
水の入った2つの水槽に、それぞれ別の種類の塩を海水と同じ濃度に溶かし、
そこへ海からとってきたばかりの魚を放つ実験です。
30分後、片方の水槽の魚の様子がおかしくなりました。
1時間40分後、その水槽の魚はすべて死滅。
しかし、別の水槽の魚は全く様子が変わらず元気に泳いでいました。
魚を全滅させた塩。
魚が元気に泳いでいる塩。
(出典:塩を変えれば体は良くなる! ?:間違いだらけの塩の常識)
この2つの塩はどちらも食用の塩。
日本のスーパーに並ぶ多くの塩は、魚が一時間半で全滅した方の塩。
この2つの水槽には「イオン交換膜製塩法」で作った
精製塩と
韓国の塩田で作られた
天日塩が
使用されていました。
魚が死滅した塩はイオン交換膜製塩法で作ったミネラルのない精製塩。
日本のスーパーに並ぶ塩のほとんどがこの塩です。
イオン交換膜製塩法の精製塩も韓国産天日塩も同じように海水からできた塩。
それなのに
精製塩の魚への影響は、まさしく毒薬としか言い表せません。
海水魚は淡水では生きられませんが、この実験は海水と同じ濃度での実験。
韓国木浦海洋大学の季教授は
人間も含む生物は一定のミネラルが補給されないと生きることが出来ず、
イオン交換膜で作った精製塩は
必要なミネラルが欠乏しているため魚は生命を保てなくなった、
と番組内で述べています。
今、全世界で生産される塩の多くが、
ナトリウム以外のミネラルをほどんど含んでいない精製塩=塩化ナトリウムの塊。
ミネラルの欠如した塩をとりつづけると・・
もちろんこちらの書籍で登場した実験はあくまでわかりやすい事例として出したまでです。
ミネラルの少ない塩をなめたからといって人間が死ぬ、というような飛躍した極端な話をするつもりはありませんし、
魚の育成方法や人間と魚の両社を比べてどうこう議論するつもりも毛頭ありません。
しかし実際にこの塩がミネラルが欠如した塩であるということは確かなのです。
一般の味噌や醤油等の調味料にも、ほとんどの加工品にもこの
塩化ナトリウムの塊が使われています。
私たちは毎日塩分のほとんどをこの魚の命を奪った、
塩化ナトリウム以外のミネラルが全く含まれない塩から摂っているのです。
高血圧=塩が犯人説は真っ赤な嘘?!
減塩運動の行き着いた現実
日本人の死因第1位のガンに続く脳卒中や心筋梗塞。
その原因となるのが高血圧です。
その高血圧の改善のため、
国を挙げて50年にわたって続けてきた減塩運動ですが、
いまだに日本では成人の3人に1人、
高齢者の3人に2人が高血圧と診断され高血圧の患者は減っていないどころか増えているというのが現状。
高血圧は症状のないまま私たちが気付かないうちに進行し、さまざまな合併症を引き起こします。
あなたとあなたの家族を守るキーワードが「塩を変えれば体は良くなる」なのです。
私たちに必要なミネラルを多く含む塩と、
塩化ナトリウム以外のミネラルが殆どない塩(精製塩など)の健康への影響の違いを
動物実験で確かめた結果、
必要なミネラルをしっかり含む塩は精製塩よりも酸化的ストレスと炎症反応が少ないことが判明しました。
酸化的ストレスと炎症反応は高血圧、糖尿(インシュリン抵抗性)、動脈硬化、ガンなどの一因。
同じ塩でも、その中身は雲泥の差。
ミネラルを含む良質な塩はむしろ人間に必要な物質。
少なくとも私たちに必要なミネラルをしっかり含む塩は高血圧の犯人ではないと言えます。
それどころか私たちの生存に不可欠なもの。
それよりも注意が必要なのはスーパーでみかける減塩商品です。
塩の旨味を補うため大量の化学調味料と、
減塩商品の保存性を確保する添加物がたっぷり。
高血圧予防のために減塩しても発ガン性物質を摂取していたのでは何の意味もありません。
知っておきたい塩の種類
精製塩ではなく必要なミネラルを多く含む塩を見極めるポイントは原料よりも、
製造工程。
イオン膜、逆浸透膜、天日塩・・・などの工程用語を知っておくと商品を選ぶ時に応用がききますよ。
天日塩、平釜塩、岩塩、湖塩
主に岩塩や海塩など塩化ナトリウムだけでなくマグネシウム等の私たちに必要な様々なミネラルが自然に含まれる。
精製塩
キーワードは「イオン膜」
イオン交換膜製塩法により、本来私たちにとって必須な
ミネラル分(カリウム、カルシウム、マグネシウム等)が殆ど取り除かれた
塩化ナトリウムが99%以上の塩。
海水汚染の影響は受けにくいが、
海塩とはまったくの別物。
精製塩のとりすぎは病気のもとになるリスクが高く注意が必要。
再生塩
海外から輸入した天日塩や岩塩に含まれる砂泥などを水や塩水で洗って除き、ニガリなどを添加した物。
再生塩も精製塩と同様に高純度の塩化ナトリウム塩の場合が多い。
私が最もお勧めするのが、海水から作られた必須ミネラルをしっかり含む塩 。
私たちが生きていくために必要な成分は
「必須ミネラル」であるマグネシウム、カリウム、カルシウム、リン、硫黄、ナトリウム、塩素、セレニウム、銅、亜鉛、コバルト、鉄、ヨウ素、クロム、マンガン、モリブデンの16種類。
ミネラルは体内では作ることができず、
食品から摂取するしかありません。
海水にはこれら全てが含まれているのです。
しかし海水そのままでは
マグネシウムやカリウムなどの「ニガリ成分」を取りすぎてしまうため、
昔からの製塩プロセスでは
余分なニガリ成分を落とし私たちの体にマッチする塩がつくられていました。
「減塩」よりも大切なのは、わたし達に必要なミネラル分を含んだ
ホンモノの塩を適度に摂り、体のミネラルバランスを整えること。
そして誤解してはいけないのは、海水の大部分を占めるナトリウムも私たちにとって大切な成分ということ。
細胞の形を維持し、体液の総量の調整や、腎臓が尿を作る際もナトリウムは重要な役割を果たしています。
毎日使う塩。
少し値段が高くても、
ちゃんとしたものを食卓に置くことが将来の健康で豊かな生活への投資になります。
投資は健康がお金で買えるうちに(病気になる前に)してくださいね。
IN YOUのお薦め海塩
必須ミネラルをしっかり含む塩が 良いと分かっていても、
一般のスーパーで本当に良い塩を見つけるのは難しいのが現状。
そのほとんどが、精製塩か再生塩です。
その中でも塩化ナトリウム以外のミネラルを含む商品もありますが(再生塩のように後から添加されたもの等)、本当にあなたとあなたの家族の未来を考えるのであれば信頼できるメーカーで買うのがベターでしょう。
ここでは、私が実際に使っているものをご紹介しますね。
海の精
日本の伝統的な製法と成分を継承したこの海の塩は、
太陽と風と火の力、そして惜しみない手間をかけて、一つ一つ丁寧に作られています。
この「海の精」を生産するメーカーの思想の原則はまさにマクロビオティックの考え方そのもの。
「私たちの祖先が数千年の歳月をかけて生み出した伝統的な食体系を尊重する。新たな食品を創作する場合も、「身土不二」、「一物全体」、「陰陽調和」の原理を順守して行う」
(HPより引用)
どんなお料理にも合うお薦め万能選手といえます。
雪塩
サンゴが育つ美しい海を持つ宮古島。
その宮古島の海水から生まれたのが雪塩です。
「海水の成分」をそのまま残した塩を作りたい・・
そのメーカーの想いは、これまでなかった製法でナトリウム、マグネシウムなど18種の成分が含まれる塩を生み出しました。
キメの細かさはまさに「雪」。
そのやわらかさを楽しんでください。
どちらの塩もスーパーに一般的に売られている塩と比べるとお値段は確かに高いのですが・・
その塩の作られる工程やそれぞれの会社のこだわりを知ると「高い」とはとてもいえません。
もし、買うつもりはなくても、一度それぞれの会社のHPを覗いてみてください。
大量生産、大量消費の現代ではありえない「ホンモノの塩」がそこにあります。
あなたが選ぶ商品で、一歩一歩日本の未来が変わります。
by 小林くみん(オルガニスト)
このデジログへのコメント
美奈も天日塩、バンザ~~イ!
です。
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