- 名前
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- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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校歌~♪
2017年04月22日 21:15
♪ムヒが丘に かゆみをとめて~♪
なんて、未だに覚えてます。
ま、それはともかく。
実際に通った学校の、校歌について。
中学・高校の校歌は、曲も歌詞もショボかったので、
あまり好きではなかったのですが。
小学校の校歌は、なかなか良かったです。
曲と歌詞の質がいい上に、やはり六年間の付き合いがありましたから、
今も深く印象に残ってまして。
特に。
♪希望大きく 美しく♪
という部分があるのですが、これがですね。実に実に、
テンポといい音程といい、そして見ての通り歌詞の内容といい、
チカラいっぱい目いっぱい、全力で歌いたくなる、歌って気持ちいい、
部分なのです。
♪きいいぃぃぼぅおお……ぉぉぉぉおおおお!(強弱つけて波打つように)、きっ・くっ!
うーつーくーしーくぅ~♪
てなもんで。
一年生も六年生も男子も女子も、この部分だけ突然、そりゃあもう、
チカラ込めて歌ってましたねえ。
あと。
♪朝日輝く 畝傍山♪
という部分がありました。
これは一番の出だしなので、いわば歌の看板ともいえる
部分なのですが(前述箇所は三番のサビ。ゆえに歌われる頻度は少し落ちます)。
実は。
畝傍山って、校舎から見るとほぼ真北、どちらかというと北西、にありまして。
昇る朝日を背景にして、眩しく輝く畝傍山というのは存在せんのです。
「朝日を浴びて輝く」なら方位は関係ないですが、普通は夕日や朝日と山っていったら、
山の向こうへ沈んでいく夕日、山から空へと昇る朝日、ですよねえ。絵的に。
まあ。
畝傍山は、「大和三山」という由緒正しい三つの山の一つで、
それが学校の近くにありましたから。それを校歌の出だしに使い、
かつ自然現象の中で一番「未来・希望」の象徴といえる「朝日」と絡めたかった、
というのは解りますけどね。
と。
こんなもんですが。
皆様は、校歌の思い出、何かありますか?
☆☆ついでに☆☆
こういう、「歌声」を文字表記できるのも、
日本語の素晴らしいところだと思います。例えば、
「貴様と俺とは 同期の桜」
これを、
♪きっさまと、おっれっとぅおおぉ~わぁ~、どぉきの、さ・く・ら~♪
こう書けます。こんなの、
♪YOU AND~♪
ではどうにもなりません。アメコミなんか見ると、
YOUUUUと伸ばすぐらいはできそうですが。
(あと「貴様と俺」が醸し出す、「僕と君」「わたしとあなた」には出せないニュアンスも)
片仮名・平仮名・漢字でも印象が変わり、
脳内再生した時の音程もある程度コントロールできますし。
「ワ・タ・シ・ハ、ニ・ホ・ン・ジ・ン デ・ス」
「ワターシ、ニホンジーン、デース」
「私は日本人です」
上段はロボットか異星人か、無機質な声。中段は外国人で、甲高く大きな声。
下段は普通の声。そんな風に、脳内に流れましたでしょう? 同じ文章なのに。
だから小説で、会話ばかりが続いても、どれが誰のセリフか非常に解り易いですし、
その人物の性格や経歴や年齢や性別なんかまで表現できます。
「拙者は日本人でござる」
「オレ、日本人なんだ」
「あたしってぇ、日本人なんですぅ」
「ワシは日本人なんじゃ」
「ボク、日本人なんだョ」
「吾輩は猫である。あ、いや、日本人である」
「I AM JAPANESE」
日本語は奥深く、美しい。
……ゆえに、外国人が習得するのはかなり難しいだろな、と思います。
んで。
こういう言語だから、こういうのをいろいろ考えて使い分けて、
かっこいいヒーロー・可愛いヒロイン・渋い中年の上司・威厳あるジジイな師匠、
などを並べて小説として描いていくのが、楽しいんですよ♪ と。
このデジログへのコメント
校歌忘れてしまって、思い出せない(汗)
ほんと、日本語は奥深いですよね~
同じ文を和訳しても、幾通りもできますし
(´∀`*)
> はぎんちょさん
そう! 同じ洋画の同じシーンでも、字幕や吹き替えの脚本が違ってたりして。
「前に観たやつの方が良かったなぁ」なんてことあります。
翻訳者さんのセンスが問われるところですな。
> prismさん
だから、英語圏の人は身振りや表情をオーバーにしないと感情表現がしきれず、
それと比べると「日本人は無表情」とか言われるんですよね。
でも小説や手紙だと身振りとかに頼れないわけで。
校歌の中には地域の風景が織り込まれますよね。
当時よりも今思い出すたびに懐かしく感じられます
子供の学校の校歌もとてもいいと思ったら同じ作曲家だった。中田喜直さん全国的に校歌を作曲してたのか、すごい!
> 木綿子さん
高校の校歌が、なんと学校名を二番の末尾にちらっと出すだけで、
一番三番には全く出さないという……それはいかんだろと。
中学のは曲が悪くて歌いにくかったですし、やはり小学校のが最高!
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