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ルワンダの涙
2007年03月28日 04:01
100日で100万人が殺害されたアフリカ大陸ルワンダ共和国の虐殺のおはなしです
アタクシは恥ずかしくもこの出来事 深く知らず観に行きました
同じルワンダの虐殺を扱った「ホテル・ルワンダ」(2004年南アフリカ・イギリス・イタリア映画)も未見なんですワ
このえーがは戦争映画でもなくホラーでもなくアクション映画でもない
アタクシ達には遠い国のおはなしだけれど この近年に人間同士が行ってきた惨く 悲しい出来事を描いたえーがです
「ルワンダの涙」(2005年イギリス・ドイツ映画)
監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演:ジョン・ハート ヒュー・ダンシー クレア=ホープ・アシティ
1994年4月6日
民族対立が続くルワンダ共和国で 大統領の乗った飛行機が撃墜される
“首謀者はツチ族”
これをきっかけに 元々対立していた多数派のフツ族が少数派のツチ族を ナタやこん棒で組織的に次々と虐殺し始める
現地には国連の平和維持軍やNGOの活動家 宗教関係者などが駐留していた
虐殺を防ごうと思えば出来たのにしなかった
挙句の果てに国連はこの出来事を「虐殺」と呼ぶことすら拒否し 平和維持軍を撤去させてしまう
その結果 舞台となっている 公立技術専門学校に逃げ込んできた何百人ものツチ族は全員死体の山となってしまった
何故 国連は見て見ぬふりをしたのか?
これは えーが観て感じていただきたい
アタクシが思ったのは 人間ってなんて自分勝手で本当に困っていて弱い人間に優しくできない生き物なんだろうと
悲しくなったね
でも実際 アタクシがこのえーがの視点である駐留している白人の立場だったら やっぱり見捨てていたと 思ってしまうんだよね
そんな自分自身の弱さも悲しい
このえーがでとても印象的だったのが 昨日まで一緒に働いていた気のいいフツ族の友人が 次の日 血に塗れたナタを持って悪魔のような目つきでツチ族虐殺に加担していたところ
どうして彼がこうなっちゃったのか アタクシには分からないけれど 自分の意思とは関係なく 彼は“フツ族”だから こうせざるおえなかったのだと アタクシは思いたい!
“集団の心理”だと思いたい!
きっとそうしないと 彼自身の命も危ぶまれたんだと 思いたい。。。
そんな中 唯一の“光”として輝くのはジョン・ハート演じるクリストファー神父
このえーが自体 事実を元にした作品で 虐殺を生き伸びた多くのルワンダ人が製作に携わっているらしいんだけれど クリストファー神父のモデルになったのが実在したボスニア人の神父だそうです
彼は 国連が去った後も この地に留まり そこで命をおとしてしまいました
このえーがで描かれているクリストファー神父は “神父”だから皆の光になったのでもなく なれたワケじゃない
ありきたりの言葉だけれど 人間的に ホントに勇気と優しさと人間に対しての“愛”を持っていたと思う
この人を見るためにでもこのえーが観る価値はあると思います
最後にあるシーンについて
国連駐在軍の大尉から
「学校の周りの路上死体が 野犬に食われているので 衛生上の問題で犬を殺してもいいか」
とクリストファー神父は尋ねられるんです
すると神父は激怒してこう言いました
「犬がアンタに向かって発砲したのか?アンタがたの軍規に従えば 犬が最初に発砲して初めて犬に向かって発砲できるのではなかったのかね?もし犬に向かってふざけた軍規を破ることができるのなら フツ族の虐殺者にだって撃つことが出来るはずだ」
原題の「Shooting Dogs」のが皮肉がきいてて好きですワ
久しぶりにログ書きました。。。
書いてない間もたくさんえーが館で観てきてはいました
「悪夢探偵」「ダーウィンの悪夢」「マリー・アントワネット」「DOA/デッド・オア・アライブ」「グエムルー漢江の怪物ー」「地獄の変異」「龍が如く」「ゴーストライダー」「パフューム~ある人殺しの物語~」「ポイント45」そして「ルワンダの涙」
全部は感想書けないかもしれないけれど 色々たくさん感じたことあるのでちょっとずつ書いていけたらヨイなぁ~☆
と思ってます
ログめぐりも再開したいと思います
楽しみデス*^^*
このデジログへのコメント
ホテル・ルワンダは観ましたがやりきれない気持ちになりました…。欧米の食い物になっているのが現状ですね
やHり映画は人生の必須科目ですよね!豊かな感性と考える脳を造り出す。ログ読んでるとウズウズしますね☆
ルワンダの虐殺は事実としては知ってましたが、そんな事情だったのですね。
他のえーがの感想も楽しみ。
映画を観ると、色々勉強になるし考えさせられる事も多いですね。
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