北陸砂丘と海浜植生の話。

画像を入れて編集しました。
羽咋砂丘の千里浜「なぎさのドライブウェー」
北端の乗り入れ口　バスも走る　約８ｋｍの道
この日は強風と荒波で乗り入れ禁止
大変細かい砂でしっかり締まって舗装並み


北陸といっても海岸地帯。
ここには冬の季節風による荒波で築きあげられた砂丘がある。
その高さなんと最高６０メートルと言う。

５／４～５／７　につぶさに見てきました。石川県の最北端能登の羽咋（はくい）まで
300km　下道で8時間・・・運転好きでなきゃ出来ないよ～。

北の方から　羽咋（はくい）、内灘（うちなだ）、安原、小松、大聖寺　と五つ続く。
今回は　羽咋、内灘、大聖寺の三つだけ。　残りは又の機会ですね。
それにしても強風による飛砂で車も人も砂だらけ、耳の穴まで砂で塞がって　　笑

暗くなるまで砂浜にいるから宿もなく　車中泊　　熊本の苦労を身を持って感じてた。
それほど細かい砂だからアスファルトみたいに固く締まって　歩き易い。
車も走れて　羽咋　「千里浜なぎさハイウエイ」と称して８ｋｍのドライブウェイ。
観光客が多いそうな・・・。

（おっと・・波に洗われる波打ち際だけですよ　　水でもって締まるのです
　当日は荒天で車乗り入れ禁止でした。）

兎に角当日は物凄い強風、砂嵐がひどくて調査どころじゃなかった。
翌日はなんとか納まりあちこちと歩き回って浜植生の見て歩き。
ハマチドリとイソスミレを大事にしましょう！と看板もあったが　全く見当たらず。
絶滅か？
幅１ｋｍ程度の小さな砂丘だがテッペンは住宅が立ち並び開発済み。みじんも
砂丘らしさが見られない。防風林の海側少しだけ面影が残るのみ。
それにしても海岸を車のドライブウェーにするとはね。　考えられん！

地元の人に話を聞こうと思って声を掛けた
私：　ちょっとお尋ねします。　砂丘を見にきたのですが・・・・
老年のご夫婦：　はあ～？　
私：　ここは砂丘ですよね？　良い所に住んでますね。
老年のご夫婦：　あ～いいかどうかはわかんねども・・・
私：　ここが一番高いとこですもの　どのくらいの高さですか？
老年のご夫婦：　高さ？　いやそれはわかんねぇな～　聞いたこともないし・・・・。
私：津波が来ても大丈夫ですもの、雨が降っても下に流れるし、下水もゴミも
　　みんな下に流していいとこですよ。　
老年のご夫婦：　あ～でも地震が来るとね危ないわ。
私：　いやいやここは昔からの地山だから揺れも少なくて大丈夫！　
　　　最高の場所ですわ。

　などと誉め殺しておきました。　笑