- 名前
- ぶだい
- 性別
- ♂
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 無機的な、 からっぽな、 ニュートラルな、 中間色の、 富裕な、 抜け目がない、 或...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
倒錯者の系譜~1
2016年04月17日 21:57
~1と書いたが~2があるかは不明
持論でしかないのだが
日本人の文学には性的倒錯の傾向が見られるもの以外は興味がない
僕が好きな作品を挙げればそこにはそれらには必ず見受けられる
僕自身はヘテロで荷風のような爺さんになるのが理想だが
谷崎のような自らの心を傷つけるような精神的なM気質はある
明治維新以降西洋キリスト教的なモラルが輸入され
古代より性に関して寛容だった日本文化が倒錯ではなく異常者となってしまった
日本においてホモセクシャルは本格的な仏教導入と共に当たり前のこととなった
僧には不邪淫という戒律があり女性との交渉はなくなり
「お稚児さん」という少年愛が僧侶の中で始まる
同じ時代のお公家さんの様子を見ると
和泉式部という恋多き女性がいて紫式部から「浮かれ女」という烙印が押される
その紫式部は源氏物語で光源氏という好色のそれもマザコン、ロリコン男の生涯を描いている
「たわける」という動詞がかつてあった、記紀の時代から
「戯ける」で性交渉を意味していたがいつの間にかそれは近親相姦を意味する言葉となり
今はその様な使い方はしないしそんな動詞として使う人もいない
信長は織田家中では「虚け者」であったが周辺からは「たわけ者」と呼ばれていた
屈強な家臣団を率いていた戦国武将は皆男色者でありその繋がりで家臣をまとめていた
信玄しかり信長しかり謙信などは婚姻すらしていない
江戸期に入ると男色文化は庶民にまで広がり
女遊びをする「茶屋」いたいし男遊びをする「陰間茶屋」があった
江戸時代の性文化を伝えるものに浮世絵の「春画」がある
ヨーロッパ人は喜んでデフォルメされてはいるがリアルな性描写に高い評価を与えている
万葉集からして性の奔放さを歌った歌は沢山あるし
和歌における隠喩は日本語の語彙の豊かさを物語っていると言っても過言ではあるまい
長くなりました・・・
三島を語るのは当たり前すぎて面白くないので
稲垣足穂と山崎俊夫という消された文学者について気が向いたら書きます
このデジログへのコメント
明治維新の歴史を少しかじったところ。。。維新の党なんて、本当の意味を知れば恥ずかしくて付けられへんかったんやろなぁ。。。と感じたりした。なかなか歴史も面白いw
> ネコマルver2さん
明治維新も謎が多いです
仰るとおり西洋文化を学び命と引き替えに戦った若者の運動からすれば例の党は情けないですよね
しかも何も変えることが出来なかったですし
コメントを書く