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ROMA eterna ~永遠の都ローマ~
2007年02月16日 05:09
コロッセオが倒れるとき ローマも滅びる
ローマが滅びるとき 世界が滅びる
とまで言われたコロッセオ
「グラディエーター」(2000年アメリカ・イギリス映画)の舞台にもなった ローマ帝国最大の円形闘技場
45,000人の観衆の眼の前で展開する命懸けの闘いに 場内は熱狂の坩堝と化した
西暦80年の完成から今現在まで ローマの街にその偉容を誇っている
最近やっと旅から帰ってきました
いや 帰ってはきていたんだけれど アタマの中がずっとイタリアに居ました
今回イタリア9回目なんですが 行く度にはまるネ!!
帰ってきてからも 毎夜毎夜 本を読み漁っていましたワ
何がそんなにヨイかって!?
とてもカンタンには語れません
まぁ 要約して言えば 各街の雰囲気が好きですワ!
どうして同じ国でコレだけ違うんだろう と 感じるワケですワ!
イタリアって国は 実はまだ建国して150年余りしかたっていないんです
それまで各街は都市国家だったんです
だから 今でもイタリア人って自分の地元に対する愛情が濃くて街全体もその土地独特の“色”を持っている
“イタリア人”っていうよりも ローマのヒトだったら“ローマ人” ミラノのヒトだったら“ミラノ人”って感覚のが強いんです
イタリアのサッカーがどうしてあんなに熱狂的か
(最近も悲しい暴動があったけれど。。。
あの時イタリアのテレビは どのチャンネルつけてもそのニュースでしたワ。。。)
ローマ帝国はヨーロッパ各地を征服すると各都市に円形闘技場を造り 市民は血生臭い闘いに熱狂していました
その“血”がね 今のサッカーに受け継がれているんだそうです
「グラディエーター」はストーリーは置いといて ローマ帝国当時のコロッセオをかなり忠実に再現しています
今現在ローマに残っているコロッセオって 外周の半分位しか残っていなくて 原型をほとんどとどめていないんです(それでも圧巻だけれどネ)
だから その当時 どれだけ巨大な建物だったかっていうのと どれほどローマ人が素晴しい技術を持っていたかっていうのは 実際に遺跡を観ただけではワカラナイ
「女性上位時代」(1968年イタリア映画)でカトリーヌ・スパーク扮するミミが片思いの教授と遺跡巡りをして
「アタシにはただの瓦礫の山にしか見えないワ」
と心でつぶやくシーンがあるけれど その通りなんだよね
「ローマでは100メートルごとに遺跡にぶつかる 地下鉄工事がすすまない」
と「フェリーニのローマ」(イタリア・フランス映画)にもそんな台詞があったけれど そのくらい遺跡がある
アタクシも10代の頃はただ連れて行かれるまま旅していて よくワカンナイ事だらけでそれがイヤで 色々知っていく内に なんて素晴しい所だろう!
と更に思うようーになったんだよねぇ。。。
もちろん!初めて行っても感動はある街だと思うよ!
これはアタクシが100%保障します!!
ただ 更に色々知ると もっと途轍もない街デス!!
ちなみにローマの地下鉄はA線とB線の二本しか走っていませんが ただ今C線を工事中です
ただし 掘る度 掘る度 遺跡が出てくるらしく 開通は10年先位になるとか
コロッセオが建造される前 その場所にはあの暴君ネロ帝の黄金の宮殿がありました
西暦64年に発生したローマの大火事跡地にネロは黄金の宮殿を建設したんです
その大火事の犯人としてネロは史上初 キリスト教徒処刑を執行しました
が 実は首謀者はネロで 宮殿を建てたいが為に ローマを大火事にしたとかしないとか。。。
ネロの自殺後 ネロの悪行を残さないようその宮殿は破壊され コロッセオや浴場が建造されたそうな
黄金の宮殿 実は一部 発掘され つい2年位前まで 一般公開されていたけれど 今は閉鎖されていました
この発掘された宮殿からみつかった装飾は ヒトや動物や植物が連なる奇妙な模様が描かれていて これをヒトは『グロテスク』模様と呼びました
洞窟(イタリア語でグロッタgrotta)でみつかった得体の知れない奇妙な模様だったから
『グロテスク』って言葉はネロの黄金の宮殿からきた言葉だったんですヨ!
ネロのキリスト教迫害において 処刑された最も有名な人物
それはイエスの一番弟子ペトロでした
ペトロはイエスと同じように十字架にかけられるはずでしたが イエス様と同じ死に様で自分も死ぬなんて奥ゆかしいことは出来ないと言い 逆さ十字にかけられて殉教しました
ペトロの殉教したヴァチカンの丘に建てられた教会がサン・ピエトロ大聖堂です
イエスから「天の国の鍵」を受け取ったといたと言われるペトロ
その伝承があり カトリック教会の中心地となりペトロは最初のローマ教皇ということになります
実際 その地にペトロの遺骨が埋葬されているんじゃないかと長い間言われてきました
そして20世紀半ば サン・ピエトロ大聖堂の地中奥深くから2世紀のものと思われる丁寧に埋葬された初老男性の遺骨が発見されたそうです
アタクシはテレビでそのペトロのお墓をみたけれど カトリック信者じゃなくても感慨深いものがあったね!
あぁ ホントに存在していたんだなぁ と。。。
関係ないけれど 最近 イタリアのマントバ近郊で 6000年前と思われる 抱き合ったまま埋葬された男女の遺骨も発見されたよね
こういうハナシを知ると ヒトは愛し 愛することが出来るから 存続しているんだなと 人間にとってどれほど『愛』が重要かってことを思い知らされるネ
世界最大の大聖堂を持ち 世界最小の国であるヴァチカン市国
この国が誕生したのは あのムッソリーニ時代
ドイツのヒトラーと並ぶ独裁者といわれたムッソリーニだけれど アタクシが思うにヒトラーとはまったく毛色の違うヒトだと思うんですよね
少なくとも ユダヤ人を虐殺し それをあたかも正当化し平然としているようなヒトではなかったと 思うんだけれどなぁ。。。
このヴァチカン市国は世界屈指の素晴しい『美』の宝庫なんですワ!!
何度訪れても飽きない!!
ヴァチカンについてだけでも ログの一本 二本 余裕で書けるね。。。アタクシ
ちなみにこの国には軍隊はなく 教皇を守る衛兵がいるんだけれど この人達はみんなえりすぐりのスイス人なんだよね(画像の人ネ)
16世紀の戦乱の中 教皇を命懸けで守ったのがスイス人だったことから カトリック信者で 身長174センチ以上の30歳未満の独身男性のスイス人が選ばれるようになったそうです
つーかどーみてもスタイルとルックスで選ばれているとしか思えないくらい美形揃い!!!
この人達は ミケランジェロがデザインしたといわれている制服に身を包み教皇の執務室に通じる出入り口に とても凛々しく立っています☆☆
どーみてもピエロの衣装なんだけれどカッコいいんだよねぇ☆
写真撮られるのとっっても嫌うんですが アタクシ数年前 ステキな衛兵さんと一緒に撮ってもらいました
これは かなり自慢です
書き出すと止まらないくらい色々書けてしまうんですけれど ローマは知れば知る程 アタクシにとっては魅力的です
街に居て 色々想像しながらボ~っと浸っている時
これこそアタクシにとっては究極の癒しであり 贅沢なんですワ
ローマといえばやっぱりオードリー・ヘプバーンの「ローマの休日」(1953年アメリカ映画)↓^^
身分を隠した王女と新聞記者のローマでの1日だけのラブストーリー
刹那的よね。。。
https://www.youtube.com/watch?v=37HgzdNYGPc
このデジログへのコメント
おかえりなさい。ローマ熱血編、堪能しました。
ローマに行きたくなっちゃいました。でも車じゃイヤ。
うーん。僕もイタリア行きたくなりました。ちょっとイタリア語、学習しようかな?
全ての道はローマに通じるって本当なんですか?って事は我家からも通じてるんですね(笑)オカエリなさい☆
有意義な休暇されたみたいですね!映画の話題もいいけど、休暇中のイタリアの話もっと聞きたいです。
ローマは憧れの地です。訪れる時は一ヶ月ぐらいフィレンツェにアパートを借りてイタリア中を巡りたいです。
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