- 名前
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- 職場で「小学生の子供がいそうに見える」と言われました。 #本当にいませんってば。 メ...
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輝き放つ
2015年07月19日 03:04
あれから一週間経ったけど、まだ気持ちの整理がついていません。
先週のFIFA女子W杯Final。USA対なでしこジャパン。
この試合は衝撃でした。いやー。ショックでしたねぇ。残念だったなあ。
彼女たちが「なでしこジャパン」と呼ばれる前から応援していたわたしとしては
残念という以外に言葉は見つかりません。
少なくとも2−5で負けるほどチーム力に差はないですからね。
開始早々からUSAがセットプレーから2得点。
警戒していた高さ。ではなく、グラウンダーのボールで2点をもぎ取りました。
なでしこは相当動揺したはず。
グラウンダーは全くの想定外だったのではないかと思います。
でも、試合開始直後にその兆候はありました。
コーナーキックをグラウンダーで入れてきたことではありません。
その前に得点者のロイド選手が後ろの方に下がっていったことでもない。
コーナーキックに逃げたのが大野選手だったってことです。
なでしこは硬く、バランスが悪かった。
サイドのボールホルダーにプレッシャーをかけに行った左サイドバック(鮫島選手)と
連動して動かなければいけないセンターバック(熊谷選手)の間にスペースがありました。
その間のスペースにパスが出ました。
サイドバックが行きすぎたのか、センターバックが行かなすぎたのか。
それはわかりません。どっちか片方のせいってことはないでしょう。
そしてさらに。そこをカバーしたのはサイドハーフでもボランチでもなく、
トップの大野選手だったってことです。バランスが悪いとしか思えませんでした。
ちなみに。わたし、生中継で見ていた時は大野選手がクリアしたことには違和感を持ってました。
そのときは、ディフェンスの連動ができてないって気づいてなかったんですけどね。
リプレイ(再放送?)を見て気付きました。きっと選手たちはもう気づいているでしょうね。
というわけで、総じてなでしこの立ち上がりはイマイチに見えました。
そして、USAは絶好調でした。なんでも彼女たちにとってうまく行きすぎたのです。
事前に非公開でセットプレーとか練りますけど、実際に得点につながるかっていうと
あんな高確率で決まるって普通じゃないです。
3点目もクリアボールがぴったりホリディ選手の前に。USAにツキがあったと思います。
この日はUSAの日だったと言うしかないと思います。
(★ちなみに、前回W杯の決勝は日本の日だったと思います)
そして、ロイド選手の4点目のロングシュート。
海堀選手が前に出て繋ぎに参加することを事前にスカウティングしていたんでしょう。
彼女はきっと「よっしゃもらった」と思って蹴ってはいないはず。
「入ればいい。でも入らなくてもGKが前に出てきづらくなればいい」と思っていたでしょう。
そしたら、なでしこのDF陣はボールを回せなくなりますから。
結果、試合はわずか16分で決まってしまいました。
わたしの目から見て、監督は準決勝まで多少余裕をもって勝ち上がってきました。
3人の交代枠を使い切らなかったし、澤選手のプレー時間は短かった。
ただ、Semi Finalでイングランドによって日本の弱点は完全に晒されました。
左サイドバックの裏のスペースと、セットプレーでの速いボールです。
2~3点取られてもおかしくなかった。
きっとFinalの前に佐々木監督は悩んだと思います。
澤選手を入れてチームの弱点をふさぎにいくか、今までうまくいってるから、
いじらず澤選手は切り札として取っておくか。
これはなでしこが本当に強くなった、と言うことなんだと思います。
Finalで複数のオプションを用意できたということなんですから。
結局、監督は今までと同じスタメンを選びました。しかし、完全に裏目に出ましたね。
なぜなら、試合が決まった後で登場した澤選手のパフォーマンスが群を抜いていたからです。
いなければいけないところにいる。ボールの出所を察知してかっ攫う。
一つ一つのやること、プレーの選択が正しい。
まだまだ彼女は必要。精神的支柱だからではなく、グラウンドに必要なNo.1の選手です。
スタメンにいたら同じ結果にはなっていなかったはず。と監督も思ってるのではないでしょうか。
ただわたしは監督の選択を間違いだ、とは思いません。
どちらを選んでも戦えるチームだったと思います。この日がUSAの日でなければ。。。
その後2点を返したなでしこ。素晴らしかったと思います。
2点目は相手のオウンゴールでしたけど、宮間選手のフリーキックはゴールの枠内に向かい、
誰かが触らなければいけなかった。それでいてキーバーが触れそうで触れない位置、
かつ澤選手が届く位置、という精密機械のようなコントロールがあったからこそ。
すばらしいの一言です。
これが4点取られる前に出ていたら、、、と悔やまざるをえません。
そのあとで痛恨の5点目を取られて万事休す。これもセットプレーの速いボールでした。
それからも諦めずにゴールを目指すなでしこ。
決まっていた大勢を覆すことはできませんでしたが、世界一の技術でゴールに迫り、
美しいプレーを見せていました。他チームとは異質の輝きを放っていたと思います。
やっぱり、実力では大差はないはず。
リオデジャネイロではUSAに勝てるよう、表彰台の一番高いところで輝けるよう、
心から祈ります。
さいごに。長文ごめんなさい。
お付き合いいただきありがとうございました。
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