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「どろろ」レビュー☆

2007年02月04日 21:45

「どろろ」レビュー☆

妻夫木聡柴崎コウ主演他。はるか古か遠い未来か、さだかでない。大地の東の果てにあるその国では、数十年に及ぶ戦が続き、秩序を失った争いと荒廃だけがすべてを支配していた。乱世の覇者となるべく魔物との契約を交わした父・醍醐景光(中井貴一)の代償に、その肉体を四十八の魔物に奪われた悲運の子・百鬼丸妻夫木聡)。肉体を取り戻す旅に出た彼は、戦で天涯孤独の身となった野盗の少年“どろろ”(柴崎コウ)と宿命的な出会いを果たす。戦の業を否応なく背負わされたふたりは、魔物たちとの壮絶な戦いを切り抜けながら、己が未来をつかむため戦乱の荒野を駆け抜ける!アジア発、世界へ―テーマは、「正義」「勇気」そして、「希望」。

6/10点!!続く!って感じのラストでした。続くのか?続くなら観たい。どろろと出会ってから生き生きとした青年らしさを取り戻してゆく百鬼丸が良かったです。百鬼丸と一緒に魔物に立ち向かってコロコロはね飛ばされているどろろも可愛かったです。ふたりの名コンビぶりは良かったです。妖怪は予想以上にグロかったです(これぞ日本の妖怪映画!って感じ)でもオールニュージランドロケ&原作も音楽も気合い入りまくりの割には、キャラクターたちの心に秘められた想いがずっと秘められたままだったり、小出しで終わってしまったりして、展開やスケールはすごいのに全然感動したり泣いたり出来ませんでした。感情停滞前線南下中みたいな(爆)中盤でこのまま進むなら寝てしまうと思ったら、エンディングにかけていきなり甘々な展開にガックリだし。もっと修羅をゆく父との相対や、クライマックスの盛り上がりを期待してたのに残念です。続きがあるなら監督変えて練り直した方が面白そうだなと思いました。ストーリーはいいので、感情スパイスが足りなかったということで。演技力がある人が演じてたら、長年の想いとかって伝わってきたのかなぁ?2007年公開。

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