- 名前
- けーでぃー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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20年越しの、「嬉し恥ずかしっっ」
2015年04月18日 21:11
20年の時を経て、私のアレが再浮上。
顔も名前も知らないどこかの誰かが、
今、私のアレを……ああ、嬉しくも恥ずかしく。
さて。
本題に入る前に、ちょいと長めの前置きにお付き合いを。
印税というもののシステムについて。
小説なり漫画なりが、刷られて本になります。
例えば1万冊、刷られたとしましょう。
その場合、刷られた時点で、1万冊分の印税が作者に入ります。
で。
その1万冊が、出版社から全国の本屋さんへ。
そこで充分に売れれば、第2版、第3版と刷られていきます。
が。
売れなかったら、たくさん売れ残ったら、それまで。
その場合、作者に入った印税はそのままで、出版社や本屋さんが
損を被ります(どっちがどうなるなどの詳細はよく知りません)。
だから。
できるだけ損をしないようにと。出版社としては、最初は様子見で
少なめに刷りますし、そう簡単には増刷しません。
しかぁし!
そういった、売れ残り損害の発生しない販売法があります。
それが最近流行り……なんですかね? の、電子書籍ってやつです。
原稿をダウンロード販売して、PCやスマホの中で読んでもらう。
印刷をしないから、売れ残り在庫というものがないわけです。
もちろん、印刷と配送の手間や費用もゼロ。
作者には、ダウンロードの数に応じての、正味売れた分だけの
印税が入るようになっています。
で! ようやく本題!
この、売れ残り心配無用の電子書籍のおかげで、とっくの昔に
店頭から姿を消した古い本が、今どんどん再版されてましてですね!
かれこれ20年ほど前に出た、この私けーでぃーの、デビュー作が!
初版であっさり打ち切られた(泣)アレが再版!
そしてそして!
先日、出版社からの郵便が届きまして! それは印税振込みの通知!
そこに記された金額から計算するに、アレが20冊ほど売れた
(ダウンロードされた)ようなのですっっ!
というわけで。
今回のタイトルと、冒頭の文な気分なのです。
実際、今の私には、自室で一人ででも読み返せないぐらい、
恥ずかしい内容なもんで。ですから、
♪あ~あ~ 日本のどこかに~ アレを~読んでる~人がいるぅ~♪
と、恥じらい、赤面し、照れてるんです。
四十路のおっさんが。てれてれと。
なので。
恥ずかしくないものを。20年かけて成長した私の、
今の私の手による作品を、読者の皆様にお届けしたいと。
そんな決意を新たにした次第で。
もう、野に下って随分になります。日々いろんな面で、
若者との感性のズレを実感してます。
そんな私には、険しく長い道なれど。
何年、何十年かかろうとも、決して諦めませんっっ!
☆☆しかしまぁ正直な話☆☆
出版社の人には、言えないことですけど。
言ったところで、実現は不可能ですけど。
ご覧の通りの売れ行きです。印税といっても、
私に入るのは、ほんっっとに雀の爪の垢ほどの金額。
なら、いっそのこと。
あんな古いのは、無料配布してくれてもいいんですけどね。
それで気軽に、一人でも多くの人に読んでもらえるって方が、
私は嬉しいです。
自社の古いゲームを、ネット上で公式無料配布してる
ゲームメーカーさんなんかもあることですし。
そんな私にとっては、ブックオフの100円販売なんかは、
利益の衝突などではなく、むしろありがたいもので。
こういう考えは私だけのものではなく、あまり売れてない
現役プロの漫画家さん(女性です)も、
同じことを言っておられました。
……私のアレは、今はもう古本屋でもほぼ見かけませんが(涙)。
もちろん。
今頃になって定価で購入して下さった、日本のどこかの
20人ほどの方には、心の底から感謝しておりますよ。
そりゃあもう……叶う事なら、
今すぐ飛んで行って感謝の抱擁をしたいぐらいにっっ!
このデジログへのコメント
また、本の出版されたら、買いますよぉ
その時は教えてくださいね(≧▽≦)ノ
20年前といえば、まだ20代になったばかり?
そりゃ~、今の自分からしたら
…冷や汗ものですよね
> はぎんちょさん
ありがたき幸せ。その暁には、必ずそのように。
しかしその為には「今」受賞して再デビューせねばならず、
しかし最近の人気作を見ていると世代間ギャップが激しく……でも諦めませんっっ!
> eriさん
ハタチでした。若かったからこそ、あんなこっぱずかしいモノが描けんたんだろなと。
でも、経験を積んで学ぶのも大事ですが、若い瑞々しい感性もまた尊し。
老いはしても枯れてはならじ、です。
> few(戦闘中)さん
ペンネームは使っておらず、今も本名で再デビュー狙ってますので、
この席での公表はご容赦を。本屋さんで、自分の名の入った本を
見つけた時は感動しました……あの感動を再び!
> めぐみ♪さん
上コメからの続きで。ジャンルはライトノベルといいまして、中高生向けの軽い作風です。
貴女のお好みに合うかどうか? シリーズが長く続けば、アニメ化やゲーム化など。
いつか必ずっっ!
こんにちは。
実際の作品を読みたくなりました。
> さくら咲いたさん
コメントを見落としてました、すみませんっっ!
ご興味を抱いて下さり、光栄です。2016/10/1のログを見て頂ければ、
傾向はお解り頂けるかと。詳細はここでは、ちょっと。
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