- 名前
- けーでぃー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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歌詞に見る女心 「PERSONA」
2015年04月04日 21:33
♪あなたが見つめてる 私は今日も ホントの私じゃない
この恋の為に あなたの為に 作り上げた女なのよ♪
そもそも。
本音と建前があり、人前では多かれ少なかれ演技をしている、
というのは当然のことです。それをしないってことは、要するに
本能のまま、やりたい放題に暴れるケダモノってことですから。
当たり前ですよね。
やりたいことがあっても、我慢する。
気に入らないことがあっても、我慢する。
本音はそうそう表に出さない。
これができなければ大人・社会人失格、ただのダダッ子です。
「親しき仲にも礼儀あり」。いや、親しいからこそ礼儀は、
相手を慮っての本音隠しは(常時ではないにせよ)、必要であると。
誰だってそうです。
……でも。
演技というものの意味と意義は、そういったことだけではありません。
♪誰よりも好きだから いい夢 見せてあげたくなる♪
相手の心を、自分の方に引っ張り込むのではなくて。
自分の方が、「相手の理想としている存在」になる。
そんな自分を、演技で作り上げる。
そうすることで相手が、
「もしや、この人こそ俺の理想の女性……?」
となって、自分に関心を持ってくれるようになる。
相手を変えるのではなく、自分を変えて、相手方に合わせていく。
と、見れば実に健気な、実に古風で控えめな、淑やかな女性像。
且つ、
♪あなたがとても 好きだから 騙し続けるわ
世界中の誰より 幸せな男にしてあげる♪
いわば、男を手玉に取る「傾国の美姫」のような。でも、
その演技の目的は、愛する男性の幸せ。と同時に自分の恋愛成就。
密かにシタタカな、ちょっとカッコいい女性像。
女性の、女心の、多層的な魅力を歌い上げた名曲だと思います。
この歌詞を描かれたのは、枯堂夏子先生。
他にもいろいろと、「女性らしく、カッコいい」女性像を
美しい詞にしておられます。お勧めです!
☆☆つっても、まあ☆☆
好きな人の前では演技をして、自分の一番いい姿を見せる。
なんてのは、男だってやってますよね。当然。
むしろ男の方が、スケベ心を抑え込んでカッコつけてるという
点において、女性よりも「演技度合」は高いかもしれず。
☆☆そして☆☆
今回の画像は、私、けーでぃーが制作しました
「PERSONA」のMADです。
御用とお急ぎでない方は、ぜひご覧&お聴きくださいっ。
https://www.youtube.com/watch?v=cwiFB3-UgzE
このデジログへのコメント
> nana819さん
なるほど、それも道理ですね。お付き合いするからこそ素の自分をと。
しかし一方、ある程度以上好きになった後なら、以前なら気になったことでも気にならない、
ということもあるかと。
> あおい?さん
ん~。私の感覚では、化粧と変わらないんですけどね。
好きな人が好きなものを、もし自分が嫌いなら、とりあえず好きになれるように
努力する。その人の前では貶さない。これも演技の内かと。
> 世界のうた姫さん
もちろん、素のままで好かれるならそれが一番。
素の、真っ直ぐな自分=「素直」。仮面が剥がれ易い貴女は、素直な女性なのでしょう。
でも仮面の女性ってのにも魅力を感じる男心……
> few(ふわふわモード)さん
相手の好みに合わせることに一生懸命な姿を見ると、
その姿に魅力を感じて、こちらがそれを労わるようになり、歩み寄り、最後には自然に一つに。
ってのが理想かな、とも。
嫌われたくなくて、相手に合わせてやせ我慢…
自分に自信が持てないとダメですね~
> eriさん
たとえば。クッキーが好きな彼の為に、不器用ながら必死に練習してクッキーを作って、
「実は私、昔からクッキー作りが趣味だったの!」なんて演技されたら、
バレてもバレなくても……ですぜ。
最初はいい所を見せようとするけど、長続きするのは相手の前で、自然体でいられることですよね~w.
> はぎんちょさん
それは確かに。そうなっていくのがつまり、「ドキドキの恋人同士」から「ゆったりの夫婦」へと
移り変わっていく過程なんでしょう。この曲、この歌詞はまあ、10代向けのものですからね。
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