【自家用車に軽油入れちゃったよ！（笑）実録恐怖シリーズ】＜中編＞

【自家用車に軽油入れちゃったよ！（笑）実録恐怖シリーズ】＜中編＞


★前編は昨日アップしています。。。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－


真夜中の、坂道で停止してしまった車･･･。

「とにかく、ここじゃまずいな・・・」もう一度、エンジンをかけてみる。。

ガラガラガラ！という音とともにかかったものの、今度はエンストしてしまった・・・。

なんか、段々キビしい状況になってるような・・w


「さ・・・・最悪だっ！こんなひどい目に遭うのは

瞬間接着剤が指と指にくっ付いた時以来じゃないかっっ！！！」 （どんだけバカなんだょw）


どぅしようもない、もう上にはあがれない。あと数メートルでパーキングだと言うのに･･･。

私は、後ろを見ながら、サイドをおろして後進に入る。

ブレーキをかけながら、車はゆっくり坂を下ってゆく。。坂の下は交差点だが、

そこは田舎・埼玉深夜の道路。住宅街の道路なので、車の往来などは、ほぼない。。

でも、坂道をバックで降りて行った人ってそうそういないですよね！www


バックしながら坂下で、ハンドルを切って下の道路に入る。

道端にうまく車を寄せて、やっとひと安心だ。うまいじゃないか、オレ！！

しかし、なんかの会社の前なので、 朝まで置いておく事はできない。

私はここで冷静に自問自答に入った。


「車がおかしくなったのは、ガソリン入れてからだ・・・」

「おおっ！！！！！！」



私は車内で大声で叫んだ！ 【わかったぁぁぁぁ！！！】

原因がわかった、突き止めたのだ。金田一、あるいはコナン並みの推理力が冴えわたる。。







【ガソリンを入れ過ぎたのだっっ！！！！！！！】（本当にそう思った（笑））

そうか、そうだったのか・・・。ガソリンを口まで目一杯入れたからな･･。

アレがいけなかった。と、すると・・・・・ 猛烈に走り回って減らせば元通りになるはずだっ！

【・・・・だけど、走らないじゃないか・・・・・】私はそれはいいとして、と自問自答を繰り返し

ここでもまずいな、車･･。とあたりを見回す。。とりあえず、２０メートル先の郵便局の

小さい駐車場に車を移すか、そうだそれがいい・・。再び、エンジンをかける。。

ガラガラ音はするものの、アクセルとか踏まなければ大騒音ではないことに気づく。。。

交差点手前の現在地から、信号無視して右折して、オートマ特有の、

なんて言うの、勝手に走る現象。クリープだかネスカフェだか、忘れたが・・（笑）


それを利用して、時速１０キロ程度でのろのろ走る。未だに、人・車には遭遇せず･･･。

とにかくだ、 いずれ完全にエンストする可能性がある、それまでになんとかしなければ・・・。

大道路とかで止まったりしたら最悪だょ・・・トホホ・・。 もう時刻は３：３０を回っている。。



近くでは目が光る怪しい小動物がウロウロしている（ネコだろがw）

郵便局の駐車場に止めた私は「冷静にもう一度考えよう」と一服する。

スタンドでガソリン入れた･･･。 いつものように、３つあるレバーの手前が

レギュラー、真ん中ハイオク、右端が軽油・・・・。

「うん・・・・・？？？？」

「えっ？？？？」

「ま、まさかですよね、軽油？？？」

もしかしてーーーーーー！！！ あのスタンドって、種類の順番逆ぅぅ～～～？？？

統一じゃないの・・・・・・？？？私は脂汗がにじみでてくるのを覚え、軽く鼻で笑って鼻をかむ。

「そ、そうだ、レシートで電話して、その順番確認をっっ！！」

【ガビーン！！！ レシート投げ棄ててるしぃ～～（笑）】

なんだよ、最初の画面で「レギュラー指定」してるのに、軽油とかでも入っちゃうのかよ、

そんなんアリなんだね・・・。



【おおおおっっ！！！！】

ここでまた、名案が浮かんだ。サエてるじゃないか、お前！！ww

かかりつけの、自動車修理工場までは８００メートル。。

門とかないから、なんとかたどりつければ、車、置いてこれるじゃないか・・・・。。。

途中で変なとこでエンスト＝爆死（笑）しなければ・・・。



私は意を決すると、ソロソロと、車を動かしだした。。大通りはやめよう。

エンストしたら大変なことになる。 ゴールまで８００メートル、

なんとかもってくれぃ、愛してないけど愛車よw

その後に起こる奇怪な事件に遭遇するとも知らず、私は、栄光のゴールに向かって

走り出したのだ、時速１０キロで・・・wwwww

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－


＜★後編に続く★＞


◎前方になにやらうごめく物体を発見した・・・。

左端前方、家の壁づたいをトコトコ歩いてくる小動物がいる。

嫌な予感がした・・・。