ゴッドファーザー

娘コニー（タリア・シャイア）の結婚を祝う盛大な祝宴が催されている

その喧噪を窓越しに眺めるヴィトー・コルレオーネ（マーロン・ブランド）

重圧な調度が設えられた部屋に　一人の“相談者”が畏まって座っている

彼は　最愛の娘を暴行した連中にカタをつけて欲しいと頼みにきていた

「君が友達ならそんなことはわけないことだ」

コルレオーネは言い返す

その言葉を聞いた“相談者”は恐怖と苦悩に脅えた顔を更にいっそう強張らせる

けれど　復讐には代えられない“相談者”は　コルレオーネの手を取り頭を垂れる

「ゴッドファーザー。。。」


“相談者”はコルレオーネの何に脅えていたのでしょう？

“相談者”は復讐を請け負ってくれるなら金まで払うと言っている

けれど　コルレオーネが彼に求めるものは“友達”になろうということ

“友達”それはこの場合“家族”でもある

それは“金”よりも無限大で終わりの無いもの


「ゴッドファーザー」（１９７２年アメリカ映画)
監督：フランシス・フォード・コッポラ
原作：マリオ・プーゾ
出演：マーロン・ブランド　アル・パチーノ　ジェームズ・カーン　リチャード・カステラーノ　ロバート・デュバル


結婚式　馬の頭　マイケル（アル・パチーノ）の初めての暗殺　庭で咳き込みながら倒れるドン・コルレオーネ　料金所でのソニー（ジェームズ・カーン）の死のダンス　洗礼式と五大ファミリーの暗殺

この作品は偉大なシーンの羅列であり　気の利いた会話の百科事典であり　豪華絢爛なセットと素晴しい演技があり　至宝の傑作である要素を削ぐものは何もない！！！

全ての瞬間が映画芸術の極みであると　思います

年に一回は必ずパート靴泙粘冂召靴討靴泙Α。。

アタクシにとってはそんなえーがデス

アル中（アル・パチーノ中毒）のアタクシは　マイケルが戦争の英雄　大学出の堅気だった彼が　父親のマフィアの仕事に徐々に関わりを持ち　遂に父親の後を継ぐようになるまでの　変化がたまらなく好きです！！

“目”がねぇ！“瞳”がねぇ！全然違うのヨ！！

最初は“優男”って感じなんだけれど　背が低いにも関わらず　ドン・コルレオーネの仕事を任されるようになるくだりから　“威厳”が出てくるんだよね

当時まったくの無名だったアルを　会社や周りの反対を押し切って起用したコッポラのヒトを見る目は一品だね

それ以上に　３０代そこそこでこんな世紀の大傑作を作ってしまったコッポラは“天才”とか“鬼才”とかいうより　この当時は“神”の領域にいたと思う（あくまでもこの当時ね、笑）


ただね。。。

ただ。。。

何回観てもどーーしても納得いかない点が。。。

中盤からだんだんとアル演じるマイケルが中心になっていくんだけれど　マイケル　ケイ（ダイアン・キートン）という恋人が居ながらどうしてシチリアで一目惚れしたアポロニアといきなり結婚しちゃったのぉ？？

この辺りからアタクシだんだんマイケルの事イヤになってくるのよ！！

しかもアポロニアが亡くなってアメリカに帰ってからはケイと結婚してるしぃ（苦笑）

しかもアタクシ　ケイはマイケルに輪をかけてキライです

このオンナは供´靴肇魯淵靴進んでいく度に嫌気がさしてきます

ず～～っとマイケルを理解せず　彼を苦しめている

どんなに彼が悪いことしていても　貴女が彼の味方でいてあげないと　彼は本当に偉大で強いけれど　いつか倒れてしまうよ

「極道の妻たち」を見習って欲しい（笑）

マイケルがどうしてケイを選んだのか？

ケイは　マイケルが一生マフィアの仕事に関わっていくと予想できたと思うんだけれど　それを反対しているにも関わらず結婚してしまったワケがねぇ。。。

ワカラナイんだよねぇ。。。

マイケルがケイの事　ケイがマイケルの事愛している以上に愛していて　求婚され　長い付き合いで安心できる相手だから　結婚しちゃったのかなぁ。。。

とか思うんだけれど

なんだかんだ言って　長い付き合いで　尻の穴まで知り合っている相手ってそう滅多に出会えないし　精神的に安心できるっていう気持ちは　アタクシにもワカルんだけれど。。。

アタクシの浅はかな脳味噌ではそういう事だと思うんですけれど　アタクシ　まだまだ読みが浅いでしょうか？？＞＜


貴方のゴッドファーザーに対する想いと　マイケルとケイの関係について　教えて下さい。。。

　
最後に　この作品をご覧になっていない貴方　この素晴しい世界を今から堪能できる事が非常にアタクシは羨ましい！！


https://www.youtube.com/watch?v=KWF3LuVjFjA