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下着にまつわるエトセトラ    鈴木 涼美

2014年06月13日 23:24

コピペ

中々 おもろい 話とおもった たれ防止 ? 補正 ?

この世界で生きている以上、自分が求めようが求めまいが裸にならなければいけない瞬間というのがあって、それは人によって就職活動の面接でまったく予想外の質問をされた時であったり、病院のMRI検査であったり、言葉を失うほど恋と嫉妬に溺れた時であったり、AVやヌードグラビアの撮影であったり、まあ脱ぐものが具体的な衣類であるか抽象的な外殻であるかも含めてそれぞれなのだが、多くの女が女だからこそ具体的な意味でも抽象的な意味でも心して脱がねばならぬ瞬間がセックスの前である。しかしこれもまたこの社会に生きている以上、服や鎧(よろい)を纏(まと)ってよそゆきの顔を保ち、世間にたいしてなんら恥ずべきことのない姿、と、一糸纏わぬ裸の私、との間には途中経過段階が存在し、最近私はその中間地点、冷静と情熱の間、砕いて言えば下着姿についてとても中途半端立ち位置ストレスを感じているんですね。

スピードが重視される世の中であっても、セーラームーン以外の女子の多くは、服から裸へ、自然もしくは魔法の力では到達できぬ。男もしくは自分の手がモタモタとジャケットを腕から剥がし、セーターに首をくぐらせ、シャツボタンを外して、ゆっくりと、確実にその下着が外の世界に露呈していく。確かに性癖によってはあるべき下着が存在しないことに興奮する場合もなくはなかろう。ただしそれは少なくともお互いの性癖を確認するくらいの仲の男女間のこと。そんなに知りもしない女の服脱がしてノーブラノーパンだったらやはりあんまり女としては喜ばしくない勘違いもされそうだし、下着はあるという前提で話を進めさせてもらう。

で、それこそもう下着を気にする余裕もないほど男が私たち女の子肉体的、もしくは内面的魅力に釘付けであったり、性的興奮状態であったりすることが一番望ましいのだが、あるいは下着に目がいかないほど、私たちの身体的特徴が特徴的である、つまり爆乳スイカちゃんであるとか、信じられないくらい汗かいてるとか、すんごい昇り竜が肌を駆け巡っているとか、『パルプフィクション』に出てくるプッシャーの嫁さんみたいに身体中金属だらけだとか、そういうことがあればまた別なのだが、私たちの多くはそれほどまでには肉体の表面に特徴がないので、まぁ下着に多少は殿方の目が行くということになる。

そんな事情により、どんな百貨店にもファッションビルにも下着売り場やショップが堂々と店を構え、多くのブティック下着ラインを展開し、え、この面積で?と桁を数え直したくなる値段でブラジャーやらパンツやらコルセットやらガーターやらが販売されている。私もシルクレースで色とりどりのそれらに心惹かれ、財布の紐はゆるみっぱなし、これを着けたらなんだかすごくいい女になる気がする!と、服と同じもしくはそれ以上の情熱下着に注いで……いました。昔は。

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