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趣味は読書

2014年03月06日 09:41

通勤の途中で、土光敏夫の本は読了。現代にこんなリーダーが居ればと、本気で思う。昔、「自分はどんなに優れた回答であっても、定期試験で、満点はつけない」という主義の国語教師がいて、僕は国語は得意で、自信もあったが、確かに満点は取れなかったと思う。その時は、不満だったが、国語に満点は無いのだと教えたかったのか、或いは全ての試験に満点など無いのだと教えたかったのか、ただ単に頑固だったのか、今となっては分からないが、僕もどんなに良くても簡単に満点は出したくない。がこの本は僕、個人にとってはとても良かった。たぶん、時折、拾い読みすることだろう。
電車の中で、本を取り替え、「日日好日」へ。これは、「ごはん日記」を読んで興味を持った本。習い事お茶について書かれた本だか、これも違った意味で良かった。著者は、文庫版のあとがきまでで、お茶を始めて32年目。今も続けていれば、38年目になる。著者が折々に、示す季節感や、著者の気付いたお茶の意味などに共感が持てる。
僕が、気になるのは、序章の冒頭、著者の母親が後に著者のお茶の師匠になる「武田(仮名)」という女性のお辞儀の仕方を「あの人は.タダモノじゃないわよ」と褒めるのだが、その「タダモノじゃない」ことに気付いた母が、お茶を勧めるのだから、僕は母親も偉大だと思う。

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