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趣味は読書回想篇(2)

2013年12月17日 22:07

自分の小遣いで、文庫本を買い始めた頃、書店の棚は夢の宝庫だった。
平積みされていたのは、カッパノベルスの「日本沈没」。藤原審爾の「天才投手」にも惹かれた。
文庫の棚では、角川の江戸川乱歩。青の背表紙に、切り絵のような表紙。
遠藤周作北杜夫ゲーテヘッセ無知ゆえに、手当たり次第に手を伸ばした。
石坂洋次郎など、もう探しても見当たらない。遅すぎるようだが、文庫本消耗品で、新刊でさえ、目にした時に手に入れなければ、絶版の憂き目に遇う。
一時期どんなに人気があっても、当てにならない。最近、やっとそれに気付いた。

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