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- 色んな意味で猫っぽい奴です。最近まで大阪にいたけど、お金ないので、香港に撤退!語学屋...
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河合隼雄、戦メリ、キャセイ…
2013年06月01日 01:11
僕はユングが好きだから、結構、河合隼雄先生の本を読む。
今は「影の現象学」 (講談社学術文庫、1987年)というのを読んでいる。
この前、僕の理解するユング心理学の「影」のおさらいをしたいと思っていたら、梅田の学校の近くの本屋で見つけたのだ。
僕は自分の影を評価することで、色々な癒しを得てきた。その癒しが大きかったがために、その過程における苦しみというものを過小評価してきたようだ。
影との付き合いには、かなりの注意が必要だと、河合先生は言う。確かにそうだろう。僕は直感が強い人間の上、いぢめられっ子なんで、結構危ないことをするように見えるけれども、かなり慎重。だから、自分の中の影と力比べしたり、話し合ったりできたんだろう…まあ、周囲には迷惑かけっ放しだったかも知れないけどね。
それはそうと、この本の尻尾の方に「戦場のメリークリスマス」の原作となったLaurensvan der Postの”A Bar of Shadow"が、かなりのページを割いて紹介されていた。ロレンスとハラの関係が、互いに意識と影が向き合ったことと評価されている。そして、影との統合の難しさが説かれていた。
これは読んでみなければならない、と思った。
そして、「戦場のメリークリスマス」はまた、僕が20代に迎えた大転換も思い起こさせてくれた。
僕が東京から香港に移り住んだ頃、香港のキャセイ・パシフィック航空は大規模なイメージチェンジを行っていた。機体のデザインやロゴを一新し、坂本龍一を招いてイメージ音楽を作ったりしていた。
http://youtu.be/w3FpOcjrUcM
その当時のキャセイは、離陸前や着陸後に「戦場のメリークリスマス」の音楽を流していたものだ。
また、自分の影について考えようとした時に、僕が自分の影から逃れようとした時代を象徴するようなものに、最近よく出会う。河合先生の本の中の戦メリの原作紹介もそのひとつだ…
何かが僕の中で大きく変わろうとしている。
まあ、あれだけ嫌がっていた日本に留学しに来たこと自体、その表れなんだけどね…
戦いは終ろうとしてるんだろうな、どうあれ。
このデジログへのコメント
> niconicoさん
こんなんばっかり読んでます。心理学者になりたくてね…
でも、学費とか仕事のこととか、自分の行きたい大学院がアメリカだってことで、もう10年以上も先延ばしにしてます…
> niconicoさん
少なくとも大阪と岡山、豊川が気に入ったのだから、日本との仲直り始まってるんだろうな…
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