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「元カノ」みたいな言語

2013年10月13日 00:07

「元カノ」みたいな言語

さっき、コンビニにちょっと買い物に行ったとき、20代の可愛らしい女性ふたりが楽しそうに何を買うかでちょっとはしゃいでいた。

まあ、振り返るほどの可愛さではなかったが、僕は彼女たちを振り返って見てしまった。

彼女たちが広東語を話していたから…

何だかとても懐かしかった。立ち止まって、もっと聞いていたかったし、できれば話しかけたい気分だった。まるで上野駅故郷の訛りを聞いた啄木みたいだ。

大阪では北京語韓国語はよく耳にする。でも、華南で1億人もが話す広東語は何故か、ほとんど聞かない。だから、聞こえてくるとやたらと懐かしい。やっぱり、僕にとっては英国植民地時代最後の年(1996年)から今年初めまで住み続けた香港が「ホーム」なんだな、と思う。

実は、僕が17年前に香港に移り住んだのは、広東語という人間のあらゆる面を素直に表現する言葉に恋したせいだった。その言葉に包まれてみたかった。

で、僕は今、大阪から離れ難いと、かなり感傷的になっている。でも、久しぶりに昔、萌えまくった言葉を聞いて、この言葉が話されている街に帰っていくのだから、いいじゃないか、と感じた。

でもさ、僕が大阪に来たんは、大阪弁萌えまくったからなんよね。もうちょっと、この人間味にあふれる言葉に包まれていたいとも思う…

このデジログへのコメント

  • ぴーとにゃんこ 2013年10月13日 00:56

    > みつはさん

    九龍城という地区はまだある(僕の居住区)けど、伝説の「九龍城砦」は1992年に撤去されちゃいました。だから見てへんです。

    言語萌え、珍しくないお。僕の英語も香港では萌えられるもの

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