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「麦の穂をゆらす風」レビュー☆

2006年11月14日 23:09

「麦の穂をゆらす風」レビュー☆

6/10点!愛するものを奪われる悲劇を、なぜ人は繰り返すのだろう―1920年、イギリス支配下のアイルランド。自由を求めて過酷な闘いに身を投じるデミアンキリアン・マーフィー)。激動の歴史と運命に翻弄されながら愛する人々との絆を引き裂かれる悲劇を名匠ケン・ローチが圧巻のスケールで描いた。2006年カンヌ最高賞でもあるパルムドール賞を受賞した作品です。

シェークスピアのように人間の愚かさ、至らなさによって生まれた悲劇の映画です。それに、これは、今も別のどこかの国で繰り返され続けている悲しみ。イギリスからの独立を巡る闘いから内戦になっていく様を重く、暗く描いている映画です。昨日までは仲の良い隣人だった人たちに「もう二度と顔を見せないで。」と言わなければならない悲劇、言われる悲劇。人が起こしたものなんだから、人が止めることが出来るはずなのに、なぜ暴力に走るのだろうと思いました。この映画はラストシーンで一筋の希望を描いているというけれど、私は戦争に希望なんてない、残るのは長い時間をかけないと癒えない傷と永遠に失うものだけだ、と思うのだけど。どうなのでしょう。2006年公開。

このデジログへのコメント

  • tarashi 2006年12月11日 12:27

    プルートで朝食をに続くキリアン出演ということで注目。イギリスって結局、連邦(UK)なんですよね。

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