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Hシリーズ★G原さん裁判 被告と裁判長の一騎打ち!覚せい剤と拳銃・・・

2013年01月09日 20:17

12月下旬、G原さんの審理である。今年最後の審理。入廷すると、えらく人が多い。
ほぼ満席である。前から二列目に空席を見つけて座ると隣の中年男性がちらちらと私の顔を見ている。私以外は全員男性だ。

黒い上下ジャージを来たG原さんが入廷してきた。

裁判長:「最初に確認しておきます。G原被告、あなたは弁護士からの質問には一切答える気はないのですか?」

G原さんはきっぱりと言い放った。
G原さん:「答える気はありません。もう弁護士は頼りにしません。裁判長と一対一で話したいです」

G原さん、弁護士と協力する気もなし、弁護してもる意志なしか。これまでの成り行きを見ていると、弁護士もG原さんを弁護しようがないであろう。

それにしても裁判長とサシでやりあいたいと言う様な被告も珍しいだろうなぁ。

裁判長からの質問が始まった。
裁判長:「G原被告、あなたが被害者証人さんと知り合ったのはH17年1月ですね。そのときの事は覚えていますか?

G原さん:「比較的はっきりと覚えています」

裁判長:「そのときの被害者証人さんの格好を覚えていますか?」

G原さん:「髪は金髪でした。黒いジャケットとブルーのジーパン姿。紙袋を持っていて、ウィスキーのビンが覗いていました」

裁判長:「初めて交わした会話を覚えていますか?」

G原さん:「『お酒、よく飲むの?』と聞いたら、『お酒が手放せなくて』と話しています。彼からは強いアルコールの匂いがしていました」

被害者証人さんはアルコール依存症か?いや、これはG原さんが言っているだけかもしれない。
G原さんは彼をアルコール依存症ということで、証言に信憑性がないという話しに持っていこうとしているのかも。


裁判長:「平成17年2月に、被害者証人さんを誘って上海に行っていますか?」

G原さん:「行ったと思います」

裁判長:「行った日に、外食に行き、間仕切りの奥の部屋で、被害者証人さんに氷毒(中国製の覚せい剤)を打ち、被害者証人さんの服を脱がせて、頭に飾りを被せて立たせましたか?」

G原さん:「事実と違います。氷毒は自分で自分に打ちました。この覚せい剤は日本食の店の日系のM子さんに頼んで調達してもらいました」

裁判長:「そのM子さんにトカレフを調達してもらったのはどうしてですか?」

G原:「使う気はありません。海外で試射したときに、自分も欲しいなと思っただけです」


(ウラに続く)

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