そうだ、京都に行こう。

お久しぶりですー！
友人の家で出されたココアがとっても美味しかったので

私「このココア美味しい！どこのメーカーのやつ？」

と聞いたら

友「SAVAS。」

プロテインかよ！！
最近のプロテインは美味しいですね、って客に飲ませるなアホ！！
どうも、そんな筋肉ダルマな友人を持つ私、せいろんです。


さて、昨日11/3はなんと、日帰りで京都に行きました！！
まぁ、大谷本廟への参拝(墓参りですね)も兼ねていたので一人でふらふらーっと寂しい１日でしたけどね。
誰か一緒に行ってください。ほんとに。

まぁ、そんなこんなで阪急河原町駅からスタートした京都一人旅。
コースとしては

河原町駅
↓
八坂神社
↓
清水寺
↓
大谷本廟
↓
円山公園(八坂神社)
↓
河原町駅

の予定です。八坂神社が2回出てきますが気にしないように。
ともあれ、電車を降りて意気揚々と地上へ降り立った私。
曇天の京都をいかにして満喫するべやー？と思案していた私の視界に映ったのは、なんとテレビカメラ！！

マスコミの取材に出くわすのは、オリンピックで誰かが金メダルを取った時の大阪駅以来。

当時と異なる点は、リポーターとディレクターそしてカメラマンという最少人数であったこと。
察するにどうやらケーブルテレビの様なのですが、これが実に見ていて『なんだかなぁ』という感じ。

リポーターが引っ込み思案なのか、道行く人に全く声を掛けられず、通行人はことごとくスルー。
目立ちたがり屋の一人も居ないようで、10分ほど眺めていましたがまるで進展なし。
いい加減に業を煮やした私は、決心して声をかけることにしました。

私「あれ？取材か何かですか？」
リポーター(以下リ)「あっ、えっ、はい！KCN京都の□□です！」

別に名前は聞いてないんですが、相当テンパっていたのでしょう。
聞けば初ロケ、初リポートということで挙動不審さにも合点がいきました。
その後5分程度、□□さんの緊張をほぐすために世間話をしました。
といっても、内容は元々彼らが聞きたかったであろう事を私の方からガンガンしゃべってただけなんですけどね。

私「そろそろ紅葉かと思ったんですけどねー、まだっぽいですねー。月1くらいでしか京都来ないので解らなかったです、残念。」
リ「へー、月1で、ですかー。」
私「ええ、大阪市の南の方なのでそう頻繁には。今日は大谷本廟の祖母にお参りしに来たんです。そのついでに八坂神社とか回ろうかなーと。残念ながら一人ですけどねーはっはっはー。」
リ「なるほどｗｗｗｗ」

そんなこんなで緊張のほぐれた新人リポーターの口から『僕、実はリポート苦手なんですよ』という爆弾発言が飛び出て、ディレクターさんっぽい人が負のオーラを漂わせたり、と一波乱あったのですが、無事インタビュー終了。
□□さんもリラックスできた様なのでとても良かったです。

ちなみに、私のインタビューはディレクターさん(っぽい人)曰く、

デ「素人に見えなさすぎでヤラセ疑われてしまふ。メンゴメンゴ。」

とのことでした。でしょうね。

さて、前途ある若者へのボランティアを終えた後、ようやく最初の目的地八坂神社へ到達。
河原町駅下車から既に1時間が経過していましたので、くるくるーっと一周。
明治祭と舞楽奉納の日でしたので、境内はそこそこの人出でした。

さすがにここでふざける意味は無いので、境内で舞楽奉納を見学。
とても風流といっていいのか、とにかく雅だなぁ……という感想でいっぱいでした。たまには悪くないです。
日本を感じた私は、屋台のカステラと箸焼き(割りばしに巻いたお好み焼き)とたい焼きと草団子を手に清水寺へと向かったのです。

下河原通から八坂通を抜け産寧坂経由で清水寺に到着した私を待ち受けていたのは、アベック……もとい、カップルの大名行列でした。
爆発しろこのリア充が！デートで京都に来るな！ラブパワーで文化財が桃色になったらどうするんだ！！
と嫉妬の炎に燃えた私は、何組かのカップルの写真を撮ってあげました。

皆さん喜んでいたので、いい思い出になればいいと思います。
そして地元に戻ったら、清水寺で写真を撮ってくれた優しい人(私ですが)に誰か素敵な人を紹介すればいいと思います！！ほんとに！

とりあえずナントカの炎は鎮火して菩薩の様に心がの広くなった私は300円払って清水寺内部へ。
例によって修学旅行の高校生が多くてびっくりしました。
年中どこかしらの学校が訪れているのでしょうね。

あ、ここでも高校生の写真を撮ってあげました。
どうやら私は清水寺専属のカメラマンの様です。
もしも退職した後の再就職先が決まったので良しとした私は、寒かったので道中の茶店でおしること草団子を食べました。
ひやしあめもいいですよね。涙の味がしました。

さて、絶望に打ちひしがれる私は当初の目的地、大谷本廟へ向かいました。
大谷本廟は、浄土真宗大谷派……親鸞聖人を祖とするまぁ、仏教のなんというか。
よくわからないです。

とりあえず、10年前に亡くなった祖母が分骨されているので定期的にお参りしているのですよー。
売店で献花用のお花を買い、お供え用のお茶を買い、お参りへ。
神社のお参りと同じ形式で、お賽銭を入れて拝む……いや、お墓参りなんですよ一応。

信心深い訳ではないですが、一応真面目に参拝したので特筆する出来事はありませんでした。
強いて言うなら、外国人観光客の写真を撮ってあげたことでしょうか。
そろそろ京都府は私を雇うべきです。

さて、目的を果たした後は円山公園で休憩して帰るのみ！
まぁ、円山公園は八坂神社のすぐ裏なのですけれども。
意外に遠い道をヒーコラエンヤコラ、やっとの思いで到着した時、私はすでに満身創痍。
だってもう15時ですよ？まだわらび餅食べてないんですよ！！エネルギー源が足りませんよ！！

と、いうことですぐさま売店でわらび餅とみたらし団子を購入。
親切な売店のおばちゃんはお茶も淹れてくれました。

義理と人情を感じつつお腹を満たしたので、五感が戻ってきた私の耳を揺さぶったのはギターの音。
音のする方を見ると、なんと、ギターを持った集団がいるではありませんか！
目視で総勢20名程。
そんな場面に出くわしたら、なんというか、もう、参加するしかないじゃないですか！手ぶらですけど。

いつの間にか輪の中に入っていた私はギターを1台借り、適当にかき鳴らしセッションを楽しみつつ、この陽気な集団と親交を深めました。
いろんなジャンルの曲を弾いたり聞けたりしたのでとても充実した時間が送れました。
多分本日No1。
内容としては、ぶっちゃけプリキュアとか仮面ライダーとかかなり偏りはありましたけど！

1時間ほど経過して帰宅予定の時間になった私は、彼らと固い握手をし、彼らの写真を撮った後に別れました。

多くの出会いと別れを経験したこの日帰り京都旅行。
人間的成長もさることながら、写真撮影の腕前も大幅に上達したことでしょう。

家帰って泣きました。