前略、ヨドバシカメラ梅田店にて．．．地下1階編……

こんばんは！
中国の関係悪化により会社の今後がリアルにヤバイ。どうも、せいろんです。

本日は昨日の続き、ヨドバシカメラ梅田店探検隊の続編をお送りしたいともいます。
夫婦の危機から一転、雨降って地固まる効果により一層絆を深めた、我ら仮面夫婦は10年後の世界で一体どうなる！？

さて、ラブラブな二人は仲良く手を取り合ってメインスポットとも言える地下1階、PC周辺機器・電子辞書のフロアへ。
エスカレーターでの移動の間、我々二人は「空白の10年間の出来事」の設定に取り掛かりました。
10年間男女が一つ屋根の下にいて何事も起きない訳がありませんからね。
アルプス一万尺をやるだけの夫婦生活なんてまっぴらです。HMの両親はたまにやってるそうです。
どないやねん。

様々な提案がなされた後、厳正なる審査の結果

１「旦那のパソコンのエロフォルダが見つかった(新婚3年目)。その結果巨乳好きと判明。妻はSHIT！嫉妬！」
２「子供が生まれた(新婚3年目)。」 (＊なるみ＊さん大正解！)
３「3LDKの新居に引っ越した(新婚3年目)。」

の3点が「空白の10年の真実」として決定いたしました。
イベントが新婚3年目に集中していますが、これは26歳で結婚という初期設定であったがための悲劇なのです。

私「お前PCのエロ画像その他どうすんの？」
HM「どうって……俺とあいつは一心同体やろ？」
私「んじゃ嫁バレなアホが。子供はどうする？」
HM「勿論欲しい。20代のうちに一人くらいおらんとなー。」
私「それじゃお前、寮出なあかんやろ？社宅いけるん？」
HM「倍率高いし年寄りが出ていかんし無理やろな…新居買うか！」
私「うわー、親方日の丸ぅ～♪素敵♪」

素敵なのは日の丸である親方であって、HM自身ではないです。悔しい！
まぁ、そんなこんなで逆算すると3年目の29歳時点で一気に全部イベント消化するのが妥当かなーという結論に。
一応20代中にこなさないといけない設定ですしね。

ちなみに地下2階から地下1階への移動は1分かかりません。この意見集約能力を是非とも仕事に生かしたいですね！
さて、30代になっても息ピッタリの二人はついに次なるステージに降り立ったのです。

どこから回ろうかなー♪とウキウキの若奥さん(私)でしたが、HMはスタコラさっさととあるコーナーに。
このボケ！女の子を気遣えやと10年前言うたやろが！と言いたかったのですが「30代の夫婦ってそんなもんかもな」と世の30代ラブラブカップルに失礼な納得の仕方をしてしまいました。
なんかすいません。

肝心のHMですが、PC周辺機器のコーナーでストップ。プリンターとか買うのかな？とややギレ気味の奥様(重ねて言いますが私)でしたが、旦那が熱い視線を送っているのは何を隠そう『外付けハードディスク(1TB)』。

私「お前その外付けHDDに何入れるつもりやー！！エロ動画やろがぁぁぁボケェ！！仕事に使う物買えや！」

嫁バレしてる設定だからか欲望に忠実なマイダーリン。男性の欲望に理解のある奥様(だから私)でしたが今度こそ我慢できませんでした。
重ね重ねこの男どうしようもないな。

HM「いや、いるって。1ファイルあたり1GB～3GBやもん最近の。」
私「お前リアルに結婚してもエロ動画エクスプローラー(探検者)続けんの？」
HM「I'll be back.(私は戻ってくる)」

私と和製ターミネーターは、30秒ほどの沈黙＆にらみ合いの末にガッチリと握手をし、うんうん、と頷き合ったのです。感動。
女性の皆さん、どんなに深く愛する女性がいても、男はそっちは別なんですよほんと。
まぁ、HM程度までいくと「テヘヘ(ﾉ∀`)」で済みませんけどね。かわいくなかったのでぶん殴っておきました。

HM「でも浮気は、ダメ。絶対。」

彼にとって浮気は薬と同じレベルでタブーの様です。3次元には身持ちが硬いこんなナイスガイHM。みなさんどうですか？(笑)
そしてそんな男の欲望に理解のある私。男性のみなさん、こんな嫁さんどうですか？(死)

1TBの外付けHDDを購入した我々は、続いて電子辞書のコーナーへ。

私「すっげー！このビジネス電子辞書ビンドゥー語変換できる！」
HM「エスペラント！エスペラントはどうなのハニー！？」
私「読み上げる、読み上げるよこの電子辞書！学生時代にあれば語学できるようになってたかも！」
HM「エロい！声がエロいよ！こんな艶かしい『This is apen.』聞いたことないよ！」

電子辞書のコーナーで「艶かしい」発言も聞いたこと無いですよね。
とりあえず真面目な話、現在の電子辞書は機能がすごいです。
何十カ国語分あるんだ？というくらいの容量と、打ち込んだ文章の添削なんかもやってくれるものがあったりして度肝を抜かれました。

珍しく和気藹々とイチャつく二人。この瞬間の我々は、誰がどう見てもお似合いの男夫婦であったこと疑いようがありません。
しかし、悲劇は再び起こってしまったのです。。。。

私「実際どうなの？いる？」
HM「仕事では使わんなー。福祉課やし国内業務オンリー。ってか元々俺外国語得意やしええわ。」
私「旧帝大生は言う事が違いますねー。じゃあうちの子に買おうか？そろそろ小学校入る年齢やし。」
HM「そうやなー、最近は小学校から英語必修やしな。『このみ』にもいいの買ったろうか。」
私「は？『大輔』やろ？」
HM「あ？まさかの男？」
私「なんで女の子やねん！長男が先やろ！」
HM「ぶっぶー！日本の風習的に一姫二太郎ですー！」
私「あ゛！？」
HM「あ゛あ゛ぁ゛ん！？」

第二次夫婦戦争勃発です。主に子供の性別について。これは完全なるディレクションミス(話し合い不足)でした。
1分間の話し合いでは「子供が出来た」ことは決めれても、「男か女か」「名前はどうするか」までは意思の疎通が図れていなかったのです。

地下2階、いや10年前に引き続き離婚の危機。だいたい、HMは「一姫二太郎だから」とか言ってますが明らかに別の理由で女の子が欲しいに決まっています。
皆さんは「プリンセスメーカー」というゲームをご存知でしょうか？
10歳の義理の娘を18歳まで育てる育成ゲームなのですが、HMはこれの大ファン。リアルプリンセスメーカーをしたいがために女の子を望んでいるに違いありません。
そんな不純な動機で私たちの大切な子供の性別を決められてはたまったものではありません、断固大輔にすべきです！
野球をやらせて母を甲子園に連れてって！そして契約金ガッポリのウハウハ！！ビバ！孝行息子！！
ちなみに私は「実況パワフルプロ野球」が好きです。

真剣に話し合った結果、「子供は二人いることにしよう」ということになりました。
・長女『このみ』29歳時に誕生
・長男『大輔』30歳くらいの時にに誕生
しょっぱなから年子とはかなりハードな出産スケジュールですが、子への愛には変えられません。
ものの5分程度で子供が一人増えるなど尋常の沙汰ではありませんが、家族が幸せならコウノトリさんにも歓迎されるはずです。あと双方の両親と少子高齢化社会にも。

今流行りのWIN-WINな関係を気づいた我々は、19インチの液晶モニターを追加購入して地上へと向かいました。
度重なる離婚の危機を乗り越えた熱々夫婦に幸あれ！！
10年ごとに喧嘩するのは夫婦としてはいい息抜きになるのではないでしょうか？既婚者の皆さんお試しあれ。

あと、今回も周囲の方にご迷惑をお掛け致しました。店員さんは入れ替わり立ち代り指差して笑い、電子書籍コーナーでは女子高生と思われる集団が写メというかムービー撮ってました。
そろそろマネージャーとか警備員とか必要な気がします。

次回、40代壮年夫婦は倦怠期！？　お楽しみに！！

　　　　　つづく。