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ブルース・ブラザースの疑問

2012年10月22日 21:53

ブルースブラザース 1980年米
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あらすじ
ブルースブラザースの兄ジェイクが出所し、弟のエルウッドが迎えに来る。
二人が生まれ育った孤児院は、借金で立ち退きを迫られていた。

「俺達がなんとかしよう」

犯罪者の金はいらない。もう来ないでくれ」

行き詰まった二人は、礼拝に出る。

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とつぜん聖書引用

使徒 2章1節~ 
五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、
突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。
また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、一人一人の上にとどまった。
すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。

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この記述のような光に包まれる。
二人が"生まれ変わった"ことを示唆している。

そして音楽で稼いで、孤児院を助けるストーリー
もち、ラストはハッピーえんど。


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ブルースブラザース2000 1998年米


18年の刑期を終えて出所した弟エルウッド。兄は死去。
新たに孤児院育ちのバスター相棒にして、バンド大会に出場。
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この2作目でも1作目同様の"生まれ変わり"のシーンがある。
また堕落した生き方に陥っていたエルウッドは神の光に包まれる。

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使徒 4章31節
彼らが祈り終えると、その集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされて、大胆に神の言を語り出した。

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↑が聖書の2回目の記述。ネットに全部書いてあるのって楽でいいや。
ちなみにお経もあるよ。

話が逸れた。
ようするに前作と同じようなシーンがあるが、これは、何度でも"生まれ変わる"ってことね。

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ブルースブラザースのシリーズで、二人が光に包まれて、突然ポジティブアグレッシブで恐れ知らずで大胆で勇気のあるキャラに変わるこのシーンがずっと謎だった。
どういうことなのか意味がわからない。


無神論者やブディストには理解できないシーンだったということが判明。
文化圏が違うため、この描写が意味不明だった。
ずっと気になってたのに、実はすごく分かりやすいシーンだったようだ。


実は。
この理解によって映画全体の印象もちょっとだけ変わってしまった。

ブルースブラザースの二人は本質的には悪人なわけ。

刑務所から出所した男とその弟が、生まれ育った孤児院を助けるために、警察ギャングに追われながらバンドの旅をする。
これじゃピカレスクものだと誤解されてもしょうがないと思う。

映画紹介ではよくスルーされてるが、上記の神の僕として生まれ変わったことによって、バンドをすることになったわけで。
バンド生活は神の意志というわけ。
となると、それを邪魔するほうが悪人。

というのが神が文明の基盤にあるあっち側の考え方に近いと思う。

悪人が生まれ変わって正義ヒーローになって、孤児院を救うストーリー

と紹介するのが正しいわけですね。


見るものの角度を変えたら、なんか違う話になっちゃった、という話。

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・・・角度を変えても、長々とどうでもいい話。



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