ソフトバンクの狙い

ソフトバンクの孫がアメリカの3位と5位の通信会社を買収しようとしている。

ドコモとKDDIは腰を抜かしているだろう、
彼らにはないし、できない発想だからだ。

むかし、今から15年近く前、孫がヤフーを6倍近い高値で買収したことを思い出す。
孫はヤフーに未来をみた、ネット社会に未来をみた、
そして、現実になっている。

孫は30年前からビルゲーツと同じように、Pc黎明期だから名前は知っていた。
オレもPcはマイコンといわれていた時期から弄っていたから、よくわかる。

その頃は、ビルゲーツはIBMにマイコンで動くBAISICを手がけていた、
それをNECが少し手を加えて、自社に組み込んで普及させていたところだ。

孫はそういうPcで動くアプリを細々と、売り歩いていた。

やっぱ、きっかけはビルゲーツも孫もインターネットだ。
一方はWindowsというOSで、他方はヤフーという検索で主流を握った。

アップルのジョブスはまったく違う方向で、Pcと向かい合っていた。


ヤフーは孫に巨大な富をもたらした、
それでボーダーフォンを買収して一気に通信業界に参入した。

先のアメリカの通信2社を買収したのは、
中国のマーケットが目的だ、

日本の人口は1億ちょっと、アメリカは2億2000万以上、これを土台にして、
中国15億人以上のマーケットに切り込む、

そしてその先にインドの10億人が待っている、そして、ブラジル、アフリカと。


その世界戦略のために、どうしてもアメリカのこの2社が孫にとって、どうしても必要なんだろ。

金額は大して問題じゃない、ボーダーフォンを買収したときも、似たような金額だった。
孫は、主導権を握ったモノが、ネット社会では勝つことを知っているからだ。

中国、インドにソフトバンクがシェアをそれなりにとったら、
ドコモとKDDIなんてどこまで意味を持つか？

こういうことは、雇われ社長では、決してマネができない。

ドコモとKDDIの垣根は国内から出れないところにあるようだ。

NECのパソコンがPC-98といっていた頃、90％以上のシェアを握っていたのだ、

しかし、IBMのDOS/V互換機で、今のPc仕様機だが、
NECのPC-98は完全に駆除されてしまった。

オイ、信じられないだろうが、20年前のPcって20万円から30万円したんだぜ。
それがあっという間に、半値以下になった。
今ではNECの国産PC-98は後カタチもない。

そして今、国産ケータイはガラケーといわれて、スマホに駆逐されている。

シャープは液晶で世界一になったが、今、倒産の憂き目に遭っている。

ドコモだっていつまで、日本一でいられるかわかったものでない、
iphone一つとっても、後れをとっている。

日本にも孫みたいなヤツがいると、
日本もなかなか、すてたもんじゃない、と言う気がするな。


オイ、これだけ中国が騒いでいるのに、
尖閣で領土問題はないなんて、隣人を無視するような
時代錯誤をいっている霞ヶ関官僚のアタマでは、

世界一になったシャープのように世界から駆除されるだろ。


70年前のむかし、大日本帝国も世界から駆除されたんだろ、

ギャハハハは


孫は一服の清涼剤だわな、ギャハハハ

日本男児、ここにあり、か。