- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 毎日元気に働いてます ゆっくりだけど、はっきり喋ります^^ 嫌がらせを受けていたの...
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天国からの、贈り物
2012年09月15日 01:03
今日は、社長のかわりに
取引先の会社の、社長の息子さんの結婚式に参加してきました。
社長からビデオカメラを預かり
私も撮影に大忙し
披露宴も順調に進み、ほぼ沿海状態^^
司会の方の「ここで、新郎の妹さまより
ご挨拶があります」のアナウンス。
妹さん「今日は、兄の披露宴にお集まりいただき
ありがとうございます。
先日、自宅の荷物を片づけていて
あるビデオを発見しました。
今日、一番ここに来たかったであろう、母からのメッセージです。
よろしければ、みなさんもご一緒にご覧ください。」
その号令を合図に、会場が暗くなり
スクリーンに映像が流れました。
そこに映っているのは、新郎のお母さん。
ほほえみを絶やさず、ゆっくりと話し始めました。
「○○君、こんにちは。
私の顔を覚えていますか?
こっちではあなたはまだ2歳です。
これを見ているあなたは、何歳になってますか?
△△ちゃんは、まだ生まれて間もないのに。
私はいくつまであなたたちの成長を見ていられるかな?
これを見ているときは、
あなたが結婚しているころなのかな?
お嫁さんは、私よりも綺麗で可愛いですか?」
会場に微笑がこぼれました。
「あなたはいくつで結婚するのかな?
20?30?あなたが選んだ人だから、
きっと素敵な人なんでしょうね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「きっと、あなたが幸せになれるよう、
お母さんはいつでも空から見守っています」
「パパ。
あなたは再婚していますか?それとも、独身のままですか?
パパは真面目だから、再婚しないかもね。
でも、良い人がいたら幸せになってね。
あなたの幸せが、私の幸せです。
…
今だから、正直に言うね。
あなたと出会って、私の両親が亡くなって
あなたから求婚されたとき
私は、両親の作った建設会社を継いでくれるなら
だれでもよかったんです。
最初は、そんな気持ちでした。
だから、あなたと結婚したのも
誰か真面目な人が会社を立て直してくれたら、
それしか考えてなかったんです。
でもね、それは私の間違いでした。
一所懸命に会社を立て直そうとしてくれて
いろんなところで、頭を下げて
プライドの高いあなたが、頭をさげてるのを知って
私は、自分があなたを愛し始めていることに、気付きました。
あなたはやりたかったことも、私の両親の会社のためにあきらめて
一所懸命に頑張ってくれてました。
そんなパパが、私は大好きです。
パパに子育てもお願いするようになっちゃって、ごめんなさい。
一緒に過ごせる時間が、減っちゃったね。
病気になりたくなかったんだけど、ごめんね。
あなたは今、いくつになってますか?
40歳?50歳?
お腹が出てきたりしましたか?
頭が薄くなったりしてますか?
病気が心配な年齢になってますか?
パパ。
お腹が出ていても、私は今もあなたを愛してます。
パパ。
頭が薄くなっても、私は今もあなたを愛してます。
○○、△△。
パパを大切にしてあげてね。
あなたたちを想う以上に
ママは、パパを愛してます。
パパ。
2人の小さい子供のお世話をお願いしちゃって、ごめんね。
過ごせた時間は短かったけど、
私の世界一大切な人は、パパです。
…
…
じゃあ、パパ。
子供たちの幸せと
パパの幸せを、心から願ってます。」
そこでビデオが途切れ
静寂を切り裂くように、男性の嗚咽が会場に響きました。
ガッチリしていて、泣きそうもない社長。
周りの目も気にせず、泣いていました。
会場の誰ひとり、泣かない人はいませんでした。
社長さん、今まで一人で小さい2人の子供を育てて
奥さんに先立たれた寂しさを微塵も出さないで
今、やっと奥さんに会えて
どんなに幸せだったでしょう。
私も、涙なしでいられませんでした。
こんなに感動した披露宴は初めてでした。
いま、この日記も
涙をこらえながら、撮ってきたビデオを見直して
書いてます。
このデジログへのコメント
涙なしには読めなかったです
亡くなられてもずっと傍で家族を笑顔で見守っていたのでしょうね
読みながら泣いちゃった…。
感動した。ログありがとう
泣いてしまった・・・
最高な披露宴でしたね
感動した(泣)
素敵な話をありがとう
大切な人は、いつまでも色あせず、その人の心の中で生き続けるんでしょうね
これで泣かなかったら性格を疑ってしまうほどの内容ですね
イチゴちゃんの次の涙は自分が幸せになった時かな~なんて
イチゴちゃんの涙純度100%
ドラマのような感動的な話ですね いや~これは涙腺にくるハナシですよこっちもパパ業ガンバろ~
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