方向性がつかめない

最初はそゃア燃えていましたからね。がんばったよ。朝七時から深夜まで休みもなしにやったよね。ひと夏で合宿三回とか、三回目の合宿なんか生徒もなぜか、もはや募集していなくて、バスだけが来たという信じられない過労度だった。この年は9月に入って倒れた。講師をたくさん雇っていたから10日たって復帰したら、生徒は半分になっていた。休んで売り上げもなく力も入らないのに、講師料は待ったなしだった。当時は携帯もなく、自宅で苦しくてうなっていたのに、講師料はまだかという電話が講師からかかってきた。こうして多すぎる講師に懲りた。以来何をするのにも一人でするようになった。そして一人でがんばってきた。
そしてまた6年後 夏期講習の最後に倒れた。今度は救急車で運ばれて緊急入院だった。隣のベットのサラリーマンの男の人は必死に携帯で会社に「必ず一週間で復帰します」と電話をしていた。みんな大変だなぁと思った。入院なんかしていられる余裕のある人はいない。僕は入院生活が本当に楽しかった。強制休養だった。病院食がまずいというけれど、ぼくはとってもうまかった。以来なんやかんと3回も入院した。もう設立して18年だ。なにもかも設立したときのようにはいかない。いかないというのは気持ちもだ。ロンドンオリンピックでね。北島とか愛ちゃんとか一生懸命やっていると思う。でも気迫の面でね．あれが年というものなんだよね。それなりに生き方も仕事のやり方も変えていかなくてはと思うけれど2012年　になって変えようにも方向性がつかめなかった