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キンキーブーツ
2006年09月28日 04:13
“キンキーブーツ”とは直訳すれば“変態ブーツ”。。。
女王様なイメージの エナメルにスーパーピンヒールのセクシーブーツ
この映画は のどかなイギリスの田舎町ノーサンプトン州(英国では歴史ある靴の産地!!)にある倒産寸前の伝統ある紳士靴工場が ドラッグクイーン(ドレスを着 女装したおかまサン)御用達のキンキーブーツで一発逆転の再起を狙う
というウソのような本当にあったおはなし
この作品 有名な俳優さんが出ているワケでもないのに 8月中旬公開時から いまだ 毎回満席状態の大ヒットらしいデス
アタクシが観に行った時も満席でした
なんででしょうね??
東京では 日比谷のシャンテでしか上映されていないから??
みんなどんなきっかけで観にくるんでしょうか?
どうしてアタクシがそんなこと気にするか?
アタクシは毎日毎日 100足以上の靴と戯れて?(笑)過ごしているから
いわゆる靴病(そんな病気あるんか。。。)
ヒトを見る時 足元から見てしまう
靴に触ると その靴の構造を考えてしまう(といっても まだまだ勉強しなきゃいけないんだけれど。。。)
家に帰ると まず靴を磨いてしまう。。。etc etc
この作品の靴工場も目を皿のようにして観てしまいました。。。
ビョーキですネ。。。^^;
でも普段 周りもそんなヒトばっかだから 全然気にもしないけれど。。。
アタクシはある意味シアワセなのかなって思います
サラリーマンやOLさんにはなれない ちょっと変わったヒトばかり揃った世界で 毎日過ごしているから。。。
とまぁ話しはズレてしまいましたが 靴病には楽しそうに思えた作品だったから フツウの人達が観にくるきっかけなんか気になったりしてしまったのです。。。
「キンキーブーツ」(2005年イギリス映画)
監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:ジョエル・エドガートン キウェテル・イジョフォー サラ=ジェーン・ポッツ ジェミマ・ルーパー
突然の父の死で 倒産秒読みの靴工場を相続したチャーリー(ジョエル・エドガートン)
だが 早くも婚約者の尻に敷かれている優柔不断な男。。。
しかし 彼の前にとつと現れた救いの女神はロンドンのSOHOに君臨する美しくたくましい ドラッグクイーンのローラ(♂)(キウェテル・イジョホー)!
工場を救う新商品の開発に悩むチャーリーと窮屈な婦人靴に悩まされているローラが出逢った時 特殊なニッチ市場(スキマ産業)を狙った史上初のドラッグクイーン専用キンキーブーツ作りが始まった
早速試作に励むチャーリー
ある日 待ちきれないローラ(♂)はロンドンから田舎町の工場へ乗り込んできた。。。
そこで彼女(♂)が見たモノは。。。
シックなバーガンディのバックスキンのローヒールブーツ
その瞬間ローラ(♂)は絶叫!!!
「チャーリー坊や!あんたが作るのはブーツではなく 2本の75センチの筒状のSEXなのよ!!そして赤こそがSEX!!!SEXは危険なモノ!!赤い危険なSEXを作るのよ!!」
彼女(♂)の叫びは工場中に響き渡る。。。
そして田舎の伝統ある紳士靴工場は 「赤い危険なSEX」作りに励むのである。。。
目指すはミラノの靴見本市!!!
この大胆な改革は奇跡を起こせるのか?
え~と 靴について書くとえーがと別方向にハナシがいきそうなので 『靴』抜きで感想を書きたいと思います。。。
ストーリー自体は先の読める展開
凄く素晴しい映画か!?
って聞かれれば 手放しで絶賛できるモノではないと 個人的には思います
だけれど 憎めない 駄作とは呼べない 忘れられない『何か』を残してくれました
まず 主役の二人 ダメ男な社長と 外見とは裏腹にホントはとても繊細な彼女(♂)のキャラがイイ!!
特にアタクシはローラ(♂)に共感しておりました
“美しいモノが好き”“煌びやかなモノが好き”“ドラマチックで感動的なモノが好き”
オープニング幼少時代のローラ(♂)がハイヒールを履いてスキップしているシーン
このシーンでローラ(♂)がフツウの男の子にはない感性の持ち主だって 凄く凄く切なく感じてしまいました
そしてオトナになったローラ(♂) ドラッグクイーンとして夜のSOHOに美しく君臨するけれど おかまサンって事で世間からの冷ややかな視線はやっぱり痛い。。。
でもドレスアップしてメイクしてスーパーピンヒールを履けば 500人の前でも堂々と歌える!
けれど 昼間 ジーンズだと 挨拶もできない位ナイーブ
そんなローラと優柔不断 なにをすればイイのかも分からないダメ男社長との 心の交流と成長が ささやかな幸福感をもたらしてくれました
暖かくハートフルな映画って事ではおススメです!
ただし ローラ(♂)を偏見の目で見ないで下さい!
あの『感性』を受け入れられて初めて この作品の良さが見えてくると思います
後 靴好きの方にもおススメ!
やぁっぱピンヒールはイイよね!
履くと気分まで変わる!
モチロン!TPOに合わせて選んでこそだけれどネ!(この辺解ってないヒトが多いから。。。)
ヒットしているお陰か 10月から少し上映館増えるので気になった方は観に行ってみてください!
このデジログへのコメント
色んな表現があって、現実なのか幻想なのか?分からない世界を提供してくれるのが映画!う~最近観てない☆
ようやく靴を買う決心がつきました(笑)。ありがとうございます。
9月初めに観ました。凄く心に残った映画だったと思います。特にラスト。雑誌の批評は凄く良かったですね。
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