- 名前
- ポマポマ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- はじめましてこんにちは。 ポマポマといいます。 絵を書くのが好きで漫画など書いてます...
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蝉 改改改
2012年04月28日 03:56
簡単なあらすじ
同じ病院に入院している
十歳のソラとウミ。
二人は心臓病の患者でドナーが
現れるのをまっている。
ウミ(女の子)は外に出るのが好きで
ソラを連れだしては冒険ごっこと称して
公園の茂みに入ったりしている。
ウミについていくソラ(男の子)
でしたが、病室を離れて発作が起こるのを非常に
怖がっている。どちらかが倒れたときは片方が
助けを呼べばいいといえばソラは二人同時に倒れたら
どうするのかと心配している。
ウミは早く元気になって世界中を旅行したいと思っている。
しかし、それは誰かが死ぬのを待たねばならぬという
非常に浅い希望であったのだ。
それでもウミは
生きている間は生きるのをあきらめないとソラに伝える。
ウミはセミの死骸を見て、セミだって自分の生命がたとえ
7日間だとわかっていても死ぬことなど考えて生きてはイないと
ソラに伝える。
そして、一緒に必ず世界旅行にでようと。
でももし一人しか助からなければ…
そういった途端、ソラが急に苦しみだす。
ソラはベットの上で目が覚める。
蝉の声があたりに聞こえている。
ソラはウミを探しに彼女の病室にいくがそこには
彼女が普段から絵を書いているスケッチブックしかなく
彼女の姿はない。
ウミのことを看護婦やお医者さんに
尋ねるソラであるが彼らに彼の声は聞こえていないようである。
ウミは死んでしまったのだろう
そう悟ったソラは一人寂しく自室のベットの上で
涙にくれるのであった。
そしてそっとスケッチブックを開くとそこにはセミの絵が。
夜、大きな音とともにセミの幼虫が街の中を
走り抜けていく。その幼虫が大きな高層ビルで脱皮し
成虫になり日の出とともに大きな鳴き声をあげる。
テレビでセミの声がうるさいとの理由で
自衛隊がセミの駆除作業にはいるという放送。
半径百キロ以内の住民は避難せよとの命令が出ている。
ソラは一人だけ病院に残って、
屋上でセミの様子をみている。
セミの上を戦闘機が飛んでいる。
セミは戦闘機の攻撃直前に飛び上がり
そのまま病院の屋上へ飛んでくる。
ソラはそのウミの言葉を思い出し
そのセミに乗って世界旅行に出ることを思い立つ。
そこに一人の女性がおり、ソラにそのセミに
乗るように促す。
セミに乗ってソラは旅に出る。
最初は怖くて目をつむっているソラだが
思い切って目を開くと、眼下には富士山がある。
ソラはウミの残したスケッチブックを頼りに
彼女の行きたかった場所に
セミに乗って飛んで行く。
その行く先々で、ソラは最初にであった女性と会う。
スケッチブックのすべての場所に足を運ぶソラ。
セミに乗って雲の上に連れて行かれる。
そこには
あの女性がおり
なんと雲の上に立っている。
セミから降りたソラはその女性が
自分の名前を知っていたことに驚く。
あなたも旅をしているのかとソラは問う
彼女はソラのために世界中を旅行しているのだという。
つまり、今までソラが見た景色は実はウミが見たものだったのだ。
約束を守ってくれたウミにソラは
もう終わりのない旅に出させて欲しいと頼み
ウミがソラを指さすと天が開きソラはセミに乗って
宇宙へと旅たっていった。
ソラのベットの上には
ソラの旅という名前の本が置いてある。
終わり
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