イケメン高校生に告られた！

電車に乗っていたら結構可愛い高校生の男の子がいたんだ！
ハーフみたいで、目鼻立ちはくっきり、瞳はグリーンで
頭は茶色でちょっと猫っ毛だったのだ！

タイプの男の子だったので
思わず電車の席を彼に譲ったんだよ。
そしたら歳の割にえらく丁寧にお辞儀されたのさ。
そのまま梅田で降りたんだけれど
その後に彼が後ろからついてきて

お姉さん、お礼にお茶でもしませんか？
と来たもんだからサー大変！
二つ返事で彼とお茶を飲みにいくことにしたのさ。

ヒルトンホテルの１０階にある
コーヒーが一杯４５０円もするカフェで
梅田の街を見ながら二人で仲良くおしゃべり。
すると彼が突然、私と将来を考えたいとか
言い出したのであった。

えー？
急展開すぎて、ついていけない私であったが
よくよく話しを聞くと彼はある事情で
日本に来ており、日本人の女性を一人
国に連れて帰りたいと思っているとのことだった。

なんだかよくわからないが
しばし考える。
突然、人生の選択を迫られると
こっちも困ってしまうが
彼をほうっておいて他のコギャルどもに
奪い取られるのは正直いって癪である。

どうせ、家族も母親以外にいないし
相性はどうであれこの男の子と一緒なら
いいだろう！
と底まで考えずに私は即座に二つ返事で返した。

すると、どこからとも無く
UFOが現れて梅田の街は
一時騒然となった。
そのUFOは私達がいるカフェまでやってくると
窓ガラスをふっ飛ばした。

さぁ、国にお連れしましょう！
といってイケメン高校生の彼は
私の手をとってUFOに誘いこむ。

なんとUFOの中には彼と背格好が同じ
クローンのような仲間たちが十数人存在していた。

「わー人間だ～うまそー」

それが私の最期に耳にした言葉だった。