- 名前
- なつみ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 48歳
- 住所
- 大分
- 自己紹介
- 自己紹介…になるのかな。 デジタルというよりアナログな人間かと思うんですが…。 傍目...
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番(つがい)のツバメ
2006年09月09日 14:53
田舎の病院で勤務しているんだが、すでに驚くようなことが多々ある日々を過ごしている。
先々週あった、本当にあった、嘘のような本当の話。。
いつものように?当直をしていた。ここの医局から救急部に行くまでに一度非常階段を使ったほうが早くいける構造となっている。
夜の20時くらいであった患者がきたと受けて救急部に非常階段を使って行こうとした。
ふいに非常階段の手すりの傍らにツバメが番(つがい)でたたずんでいるのを見つけた。勢いよく非常階段を下りたせいなのか…そのツバメは飛びたたなかった。視野の片隅に2羽のツバメを捕らえつつ階段を下りていった。
『逃げなかったなぁ』と疑問に思ったまま、患者が診察を待ってるのでとりあえず振り返らずに診察室へ。
診察を終え、当直看護婦と少し座談して医局へ戻ろうと再び非常階段を登っていると…まさか・そんな・うそだろ・とまでは驚かなかったが、ツバメが剥製のごとく佇んでいた。
なぜか、すこしウキウキしてしまった。今にしてやはり野生の鳥を写メで取れるかも…なんて淡い期待があったためだ、ライトをつけ携帯を近づける。近づけるんだが何故か逃げない。
『死んでるんだろうか』とよく見ると足は微妙に動いていた。
ここまで来るとちょっとした興奮を覚えていた。本当にまさかねという気持ちであった。指を伸ばすと羽に触れるではないか。
僕の興奮は絶頂に来ていた。思わず捕まえようとしたそのとき初めて飛び立った。興奮冷めやらぬ僕は誰かにこのことを伝えたくてしょうがなく、あんまりしてはいけないんだが思わず当直看護婦へ電話をしてしまった。
それから看護婦から返ってきた言葉は、
『あ~寝てるんですよ』とにべもない。寝てる?野生の鳥が?まあ野性だろうと寝るだろうと思い返しては見たものの僕は生まれてこの方、野鳥を
見たことはあっても触れたことはなかった。
恐るべし田舎そして今の病院。
そんな新事実が、ここではあたかも当たり前のように行われていたのだ。
まだまだ見ぬ体験をしたいし聞きたいものだ。
このデジログへのコメント
野生でも無防備になることがあるんですね。
寝てるところ見てみたい^^
優しいんですね!
田舎の言い伝え→ツバメが来ると幸せになれる♪
私もツバメの赤ちゃん見ました☆
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