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『うまい日本酒はどこにある? 』増田晶文著、草思社文庫

2011年10月24日 20:08

単行本は2004年8月発行。文庫が2011年11月という訳で何とか復刊組。焼酎ブームの最中に日本酒をこよなく愛する著者の書いた日本酒へのエール本。当初考えたタイトルは『日本酒が消える』だったそうで、相当な危機感を持って書かれている。
本来はお客さんを連れて行けるうまいお酒を飲ませる店を探しながら日本酒蘊蓄を頭に入れるというのが目的でした。実際第4章には「うまい酒を呑ませる処」という文章もあり、是非行ってみたいと思わせる店が載っていました。でも全編を通してのテーマは「日本酒復活への道」です。2002年3月時点で酒造免許を交付されているメーカーが2360件。実際に日本酒を醸している実製造場数は1993年に1848場から2003年に1463場に、そして2009年には1302場迄縮小しているとの事。何か書店の状況に似ているかも。書店は2000年に21654店だったのが2010年には15314店にまで激減。文庫本のためのあとがきの最後の部分にどの業界にも言える指針があります。
「残念ながら今の酒はうまいことは間違いないのに、呑んでいただけない…これを打破するには、さらにつくり手が創造性をかきたてるしかありません」
日本の良き文化を引き継いでいく事は難しいけど、何とか頑張って欲しいp(^^)q

このデジログへのコメント

  • やっちぉ 2011年10月24日 21:56

    > 恋する女さん
    なぬぅてか、それって誘い文句に聞こえますが肴もあり?またスルーしろなんだろな

  • やっちぉ 2011年10月26日 20:20

    >愛吏サン
    千葉のお酒って思い浮かばん千葉のイメージは海と田んぼとゴルフ場とピーナッツと渋滞かな。昔住んでたケド

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