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ノルマという女性、こんな女性が本当にいたら怖いが

2011年10月10日 22:38

ノルマという女性、こんな女性が本当にいたら怖いが

イタリアのベッリーニという人が書いたオペラで有名な「ノルマ」がある。

そこにはあまりにも情けないオトコ(彼は重責を担う権力者という地位にある)が描かれ


自ずの愛を全うする、カッコよくそしてコワイ女性が劇のなかで際立たされる。



以下ストーリーですが、



紀元前ローマ帝国支配下のガリア地方

ケルトの神の巫女であるノルマ

そしてその地方総督であるポリオーネは彼女との間に2人の子供をもうけている

しかし、このポリオーネはもうひとりの巫女ダルジーザに次第に心を移してしまう(巫女フェチなのか?

ポリオーネはノルマの復讐を恐れながらもアダルジーザを自分のものとするため神の祭壇を破壊ローマ彼女を連れて凱旋しようする(自制心ないのか?

ダルジーザは信仰恋愛葛藤に悩みノルマに打ち明ける。ふたりは共通の相手がポリオーネと知り、愕然とする


ダルジーザはそんな彼を拒絶、ポリオーネにノルマの元へ戻ることを懇願する

一方ノルマ絶望し子供たちをアダルジーザに預け、自分は死ぬことを考える

しかし、ポリオーネはままならぬアダルジーザを無理やり祭壇を汚してまで奪う(まあ、そこまで惚れちゃったのなら分からないでもないが・・しかし・・

神を汚されたことに民衆、ケルトの戦士たちは一触即発


ノルマは自分と子供たちを裏切り、そして神まで汚されたことについにブチ切れ、戦いの鐘を鳴らし、ローマ宣戦布告をしたそうな


戦勝祈願の生け贄としてポリオーネが連れてこられる・・

殺せと開き直る彼にノルマが迫る アダルジーザを諦めなさい そうすれば命を助けるわ。ポリオーネが突っぱねた・・

ならば二人とも殺してやる!
群衆の前でノルマが叫ぶ
火刑台を!裏切り者がいる! それは私・・ 巫女の長のあまりの言葉に群衆は息を飲んだ

ノルマよ、死ぬ気なのか?ポリオーネはやっとノルマの愛に目覚めた(おそい・・

あなたは私を裏切った、でも私はあなたを裏切らない、地の底まで一緒よ 子供達をノルマの父に託し、ノルマポリオーネは炎の中に消えていった・・






・・どうですか?  人間の愛とはいつの世も厄介なものなんですね? いや厄介であるからこそ夢中になってしまうのか






まあ、フィクションであることを祈りますが、ありそうに感じるのはぼくだけでしょうか・・





ちなみにこの劇で歌われるアリア「清らかな女神よ」はおそろしく美しい歌です

このデジログへのコメント

  • ハレイワビーチ 2011年10月11日 23:04

    > 恋する女さん

    ノルマには、、なれなくていいのでは?^-^

    でも現実でもスポイルされたオトコにこんな情熱的な女性が一緒になってるような気がします(苦笑

  • ♪みゅうみゅう♪ 2011年10月12日 00:20

    こんな愛もあるのね。自分以外の誰も、触れさせたくない。でも心は彼女を向いていないのに…悲しい愛デス

  • ハレイワビーチ 2011年10月12日 00:43

    > ♪ みゅうみゅう ♪さん

    女性の愛は時にこわいくらいの迫力が、強さがありますよね・・

    ノルマは阿部定にちょっと近いところがあったりして?
    あ、これはウラの内容ですねw

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