秋の気配

喧しかった蝉の鳴き声がやんで、代わりにコオロギが合唱しだした。

この季節

夏の終わりと感じる人と、秋の気配を感じる人がいる。

どちらも同じなんだけど、思考が全く正反対。


夏の終わりと感じるのは「惜しむ」気持ちがある。

お祭りが終わった寂しさに包まれるような・・・

何か忘れ物をしたような・・・・


秋の気配と感じる人は、何かが終わって何かが始まる「期待」のような気持ちがある。

夏を満喫したのか、そもそも夏が苦手なのか。


夏には夏の虫の声があり、秋には秋の虫の声がある。

人にも「夏の人」や「秋の人」といったように、自分を謳歌できる季節の違いがあるだろう。


そもそも秋というのは収穫の季節だから、お祭りも多い。

秋にもの悲しいイメージを持つのは、夏休みという学生時代の感覚があるからだろう。

楽しかった夏休みが終わる・・・みたいな。

社会人になってまでそんなもの引きずる必要はないと思う。


秋は温もりが欲しくなる季節。

手をつなぎ、寄り添うのが心地良い。

寂しさというより、自分の弱さが出てきて、もの悲しくなる。

だから寄り添えばいい。

本当の自分をさらけ出して。

それが人の姿だと思う。



秋の気配/オスコース
https://www.youtube.com/watch?v=csjsL9lRjmQ&feature=related