モールスを見たよ

前々から気になっていた
映画、モールスを見ました。
映画館の予告ではなんだか虐待の映画？
と思ったけれど、そういう映画じゃなく

超ホラーサスペンス映画でありました。

主人公のオーウェンは12歳の男の子。
体は小さくて可愛いのでまわりの男の子から
パンツ脱がされてチンコひっぱられたり
という陰湿ないじめにあっている。
母子家庭で母親は父親と親権をめぐって論争中。

そんな彼も異性への興味をもつ
お年頃で部屋から隣の家の夫婦の
情事を覗いてはぁはぁしたりしている。

そんな彼の家の隣に裸足の女の子が
父親と引っ越してくる。
部屋の隣から聞こえてくる罵声。
もしかして女の子が虐待にあっている
のではと疑う彼は彼女にモールス信号の
表を渡して壁越しに意思疎通するようになる。

女の子の名前はサビー、12歳。
彼女の父親らしき人物は夜な夜な街へでて
人を殺し、その生き血を採集している。

実はサビーは吸血鬼である。
んでもって女の子ではなく
実際には去勢された男の子である。
（日本公開版では去勢シーンはカットされている）

２００年以上生きている彼女は
生き血なくしては生き続けられない。
その生き血を集めるのが保護者役の父親の
役目なのである。

しかし、その父親も殺人を犯す途中で
ミスを犯し、警察に捕まってしまう。
彼は自らに硝酸をかけ正体をくらませる。
サビーは彼の生き血をすい。
彼は息絶えたのである。

そんな中、オーウェンはサビーが吸血鬼であることに
しだいに気がつき始める。生き血を採集する
父親が居なくなり、サビーは街の人々を次々と
襲うようになっていく。警察が近所にきたりして
見つかる日も近いかと思われたそんな中。
サビーは別れを告げる手紙をおいて姿を消す。

しかし、オーウェンのもとに
いじめっこどもがまたもや陰湿な
嫌がらせを開始。
プールに閉じ込められた彼は水の中に
頭を付けられて溺死しそうに…

そこに黒い影が表れ
いじめっこどもを一網打尽にする。
それこそがサビーなのでありました。

オーウェンは彼女をトランクにつめて
過酷な運命の旅へでることを決意する。
彼女を守るための血を求めての旅。

サビーが200年も生きてこれたのは
今まで自分に好意を抱いた少年たちを
自分の代わりに生き血の採集、死体処理を課して
いたからだったのである。もちろん、保護者だと思っていた
あの男性も彼女の美貌に心奪われ
永遠の叶わぬ恋に身を捧げた
少年だったのである。

…とまあ、こんな感じでした。
見終わったあとにずもーんってくる
もんがありました。
もしかしたら今の映画がハッピーエンド志向だから
こういう暗い終わり方はショッキングに思えたのかもしれない。

あーしかしね、主人公の男の子
かわゆいわー。
いじめっ子なんて私が退治してやる！と
スクリーンに乗り込もうとおもったわよ！←あほ。