- 名前
- 厚木氏129
- 性別
- ♂
- 年齢
- 47歳
- 住所
- 福岡
- 自己紹介
- 福岡天神のマンションで一人暮らし 旅オタ。 (←最近してない ゲーオタ。 (←最近や...
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嫌な話。ややホラー
2011年07月24日 07:21
吐き気のするような嫌な話。
苦手な人は読まないでください。
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15年以上前になる高校生の頃の夏の話。
いろいろと時効だよね。
もう改装されて水洗になったが、田舎はくみ取り式のトイレがあって、どこでもそれが普通だった。
夏のある日、公民館の改築があって、よくわからない式典のために近所の人たちがたまたま集まっていた。
この田舎で同年代の男女を複数見たのは初めてだったのでちょっと驚いていた。
聞いてみるとみんなおれと同じように夏休みの里帰りだったようだ。
そのうちのAさんという年上の女性が汲み取り式のトイレが不便だという話をして、みんなが同意していた。
しかしAさんの話がちょっと不思議な内容になっていた。
「トイレには便所ヘビが出おるんよ。そんで下から足を引っ張って引きずり込もうとする。ずっと下を見ていれば絶対に出てくることはないから、トイレにいる間は絶対に最後まで便器の中を見とくのよ」
「これは絶対に行っちゃダメだって言われてた。子供の頃からずっとそのとおりにしていた」
という。
便所ヘビなんて聞いたこともなく、Aさん以外その話を知ってる人が誰もいなかった。
「ボットン便所に落ちないように、って注意してくれてたんじゃない?」
「おれ落ちそうになったことあるわw」
他の人たちがそんな話をして笑っていた。
一応あとで祖父母や親戚に聞いても、誰も知っている人はいなかった。
おれは祖父母の家の汲み取り式のトイレを見てみた。これといって何も無い。
そのときは何かわからなかったが、ひっかかることがあった。
そこで。
細かい話は飛ばして・・・Aさんの家を探して直接聞いてみた。
「トイレの話は誰に聞いたの? あと、ここ思ったより遠かった。トイレ借りていい?」
トイレの話はAさんの親戚のおじさんから聞いていたらしい。
Aさんのおじさんは。こんな山のほうではなく市内の栄えてるところに家族で住んでいるごく普通のおじさんで、Aさんが遊びに来たときには駅から山まで車で送迎してくれるらしい。
「この前は変な話をしてごめんね。蛇がいるとか今考えると意味分かんないよねw」
「わたしドジっ子だから落ちないように気を使ってくれたんだよね。あなたはもう大きいから平気」
Aさんは、都会っ子のおれを驚かせちゃったのかと気にしているようだった。
田舎は怖くないよ、とか、わたしも1週間滞在してるよ、とか黙ってるおれにいろいろ話しかけてくれた。
おれはわかってしまったことを言えずに家に帰っていった。
まだおれは未熟だったから、確信はあったものの何も出来なかった。
あれ以来Aさんと会うこともなかった。
書き忘れてたけどAさんの見た目はわりと普通。田舎にはいない派手なタイプで美人に見えないこともない感じ。
田舎だから美人、って、おれも口が悪いな。
おれの祖父祖母が亡くなってもう田舎に行くことがないと思うとちょっと心残り。
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Aさんちで借りたトイレには、外窓があった。
そこから外を見ると裏庭?のようなところ。あたりは木がびっしりはえている。
ご丁寧なことに、窓の下には台が設置されていた。
成人男性が外の台に立つと、窓枠まで届く高さだった。
これって証拠すぎる。
便所ヘビの話は、頭上を見せないためか??
しかも口止めまでして。
おれ個人的にはバレバレだけど。
いちおう真相はわかりません。
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