明日の希望

明日は病院に行く予約をしてある。
病院に行くというのが、億劫でもあり、楽しみでもある。
この辺が難しい。

病院に行くのが億劫というのは、病院に行ったからと言って、
目を見張るような病気の改善が見られないことは明らかだから。
それを毎回「調子が悪い」と医者にいい続けなければならない気まずさがそう感じさせる。

楽しみとは何か。
表に出ることで気分転換になることがあるからだ。
だったら別に病院じゃなくても外出をすればよいのだが、これが難しい。
何か目的を持たないと外出することが憚れるのだ。
これはもう暗示に等しい。
その呪縛から抜け出せないでいる。

時間はかかったけど、少しずつ病気もよくなってきていたのに、そこで起きたのが東日本大震災。
あれ以降、調子がよくならない。
何かが私の中で変わってしまった気もする。
価値観？
そうかも知れない。

どうも私の心の中のカレンダーが3月11日で止まってしまっているかのようだ。

とりあえずは明日何かすることが決まっていることが嬉しい。
通院くらいなら無理することもできる。
とりあえずは病院に到着するまでの車の運転を楽しんでみよう。
それ以外のことは、また明日考えればいい。

今日はもう閉店にしてしまおう。