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愛情のリレー

2011年01月19日 20:41

知り合いと話をしていて感じた事を、乱筆になると思いますが書きます。



その知り合いの野菜を購入する時の目安は、「生産者の心がこもっているか」だそうです。

前は無農薬かを気にしていたそうですが、今は農薬よりも、生産者の気持ちが野菜から伝わってくるかを気にしているらしいです。

某 畑を使っていただいている方の野菜も
「楽しんで作っているのが伝わってくる」
というような事を言って、美味しいと言っていました。

確かに、その方の畑&野菜は 畑を使っていただいている方が、月に何度かしか畑に来ていないのに 元気に育っています(ユキジルシも元気なようですが 笑)。

野菜&土は、毎日見てもらえていない代わりに たまに来た時に可愛がってもらって、ツンデレ状態の中で 可愛がられてるというのが伝わっているのでしょう。


前に漫画美味しんぼ」(アニメかもしれませんが)で、
「初産のニワトリの玉子は、その後の玉子と 変わりはないが、生産者神経質になって見ている事こそが 価値になっている」
というような事を見ましたが、科学的根拠だけではなくて生産者の気持ちも大事なんだろうなと思った事を思い出しました。

知り合いは、自分の野菜も
「KEIさんの野菜に対する気持ちが 伝わってきます。
KEIさんの野菜は幸せですね。」
と言って、美味しいと言ってくれました。

生産者が自分の野菜を「お金を稼ぐための物」と考えるのか、「大事な子供達」と考えるのかで、野菜達の気持ちも違うのかもしれなですね。


今回書きたかったのは、この続きです(どんな前フリなんだ?笑)。

自分が その時に知り合いに話をした事を書きます。


確かに、生産者の野菜に対する気持ちも大事ですが、もっと大事な事は料理をする人の気持ちだと思います。

良い食材を使っても、料理する人が その素材を愛情を持って料理しなければ、素材の良さが死んでしまうような気がします。

料理教室でも経験した事ですし、最近思う「コシヒカリ=良いお米ではない」という事でも実感します。


最近 聞くのが、「コシヒカリ系は味の濃い物と合う、ササニシキ系は味の薄い物と合う」ということ。

ワインでは「赤=肉、白=魚」と よく言うのに、「米=コシヒカリ」には違和感があります。

某「どっちの料理番組」の「最高級の○○に、最高級の○○」っていうのが違和感を感じるようになりました。

自分は よく分からない時もありますが、「素材同士がケンカしている」という話も聞いたことありますし…。


話がズレてきたので 戻しますが、料理する人が愛情をもって作るということは愛情リレーだと思うんです。


ある人が「食は命のリレー」と言っていましたが、それは 素材で考えた時の話だと思います。

「命のリレー」は物質リレーで、「愛情リレー」は 心のリレーだと思います。

愛情をこめた野菜(食物)を愛情をこめて運び(収穫後の鮮度管理の問題)、愛情をこめて料理をする。

そして、最後に 1番大事なのは、その愛情の沢山こもった料理を 感謝の気持ちで食べることだと思います。



最近「美味しんぼ」を読んで{美味しんぼの影響強いな(^^;)}思うのは、食の安全は 一家団欒の食事で変えられるのではないかと思うんです(コミック102巻で書いてあったような内容)。

愛情リレーがあれば、おのずと命のリレーの話も起きるような気がします。


乱筆乱文ではありましたが、思った事を書いてみました。

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