タイガーマスク運動

ようやく新年最初のデジログです。

今年も既に２０日近く過ぎてしまってますが、
風邪とか、チョンボとか、飲み会とか色々イベントだらけ。
思い出すのが面倒くさくなるくらい…。

世間も私も荒海の中、航海中です。

さてそんな吹きすさぶ世間の話題の中から
ちょいと気になる話題をピックアップ。

新企画

将タンのなんか気になる話～～～♪

記念すべき第一回目は
「タイガーマスク運動」について語ってみたいと思います。


一言感想を言うなれば、めんどくさい問題です。

社会現象化までしてまったこの現象、
素直に「いい話」で終わらなくなっていますからね。

１８日時点では大分マスコミに取り上げられなくなってますが、
一時期電波ジャックされたのかと思うぐらい、
ワイドショーに取り上げられた時には
なんでこんなに食いついてるんだろう、と
逆に不審に思ってしまったぐらいです。

たしかにこれは単純に考えれば
模倣されて困る事はない話なのですが

児童福祉施設側にとってみれば
これだけモノが溢れる現代日本で
ランドセルや文房具、現金を渡されても一時しのぎにしか過ぎず、
それよりも差別や偏見といった心の垣根を低くしてもらい、
子ども達の先の事を見据えた環境作りを取って欲しいのが
本音でしょう。


ちょっとこんがらがってきたので、「タイガー運動」の
メリット、デメリットをまとめてみました。


メリット

善意が直接的に伝わり、感謝しやすい
子ども達にも良い影響が与えられる
助け合いの運動が広まりやすい
共同募金と違い、寄付側も満足を得やすい
なにより迅速である

などなど…

一方デメリット

善意を受け取れる所が限られるため、格差が生じやすい
匿名なので直接感謝できない
厚意なので必要なものじゃなくても断れない
必ず悪用する人間が出てくる
継続的ではない援助である

などなど…


私が特に気になったのは

匿名でなぜ送ったのか、という事

送った本人は「照れ隠し」という面もあるのでしょうが、
別に悪い事をしているわけではないのだから
堂々と善意を見せればいいし、児童達からは感謝される
訳でいいこと尽くめだと思うのです。

確かに無償の善意に対し付きまとわれるのは嫌な時も
あるし、情報がばれた時に「尊敬の念」とともに
別の「嫉妬」や「疑義」「誤解」が生じることも
ありえます。

例えばブラック企業の社長が従業員に対しては過酷なのに
慈善団体にだけは優しかったりした場合なんて
「税金対策か？」なんて絶対誤解されますし。

でもそれはその人の生き様。
とやかく言っても仕方ない訳で。

いい事を黙るんだったら悪い事はもっと黙り込む事に
なりかねませんし、ここは世間に公表して欲しかったな。


最後にこの運動ですが、
様々な方面で利用されているかな、と単純に思います。

利用してもいいけど、
最終的には不幸に陥った人たち、子ども達が
立ち直れるよう、安心して未来を見つけられるよう、

そして

善意を受けた人たちが他の人に善意を返せるよう、
心の豊かな社会になる事を願います。

タイガーマスク運動がその一助になれれば
きっと寄付者も支援を受けた人も、
そこに携わる人もきっと幸せ。

私があなたを知るのは楽しいし、
あなたが私を知ってくれるのはもっと楽しい。

こうして考えるとタイガーマスク運動は
本質的に「知る」「知られる」と言う部分が決定的に欠けた
運動だと私は思っています。



面倒なのはしょうがないけど、
これだけは避けちゃダメですよね。

とりあえず、俺がんばる事にします。

あなたの事をたくさん知るためにも。

負けないからね♪





では、また。