- 名前
- たまゆき
- 性別
- ♂
- 年齢
- 61歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 都内で会社経営しているクマのプーさんみたいな奴です。 基本怒りません。癒し系です。ド...
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ちょっと良い話2
2010年11月05日 14:33
~友人からとても感動的なお話を教えて頂いたので御紹介致します~
~ディズニーランドでのお話です~
「ある日、インフォメーションに一人の男性が暗い顔でやってきました。
『あの…落し物をしてしまって』
『どういったものでしょうか?』
『サイン帳です。子供がミッキーとかミニーちゃんのサインが欲しいって 園内のいろんなところを回って書いてもらったものです。
あと少しでキャラクター全員のサインがそろうところだったのですが…』
インフォメーションにサイン帳は届いていませんでした。
心当たりの場所にも片っ端から電話をかけてみましたが、どこも届いていないという返事でした。
『ご滞在はいつまででしょうか?』
『2泊3日のツアーに参加しているので2日後のお昼には帰ることになっています』
『では、この後もう少し探してみますので、お帰りの前にもう一度こちらに お立ち寄り下さいますか?それまでには見つけられると思いますので』
そのキャストはサイン帳の特徴を詳しく聞き、男性を送り出しました。
男性が帰った後、さらにいくつかの小さいセクションに電話をしました。
サイン帳のことを伝え、さらにほかのキャストにも声をかけてもらって、 大勢でパーク内を探して回りました。
ところがどうしても見つからなかった。
キャラクターのサインがあるサイン帳だから、誰かがそれを拾った時 嬉しくて持って帰ってしまったのかもしれません。
2日後、この男性がインフォメーションを訪れました。
『どうでしたか?』
たぶん、見つからなかっただろう、という口ぶりでした。
キャストは残念そうに答えました。
『大変申し訳ございません。全力で探したのですが、サイン帳を 見つけることはできませんでした。しかし、お客様…』
1冊のノートが差し出された。
『どうぞ、代わりにこちらのサイン帳をお持ち帰り下さい』
渡されたノートを開いてみると、そこには何と、キャラクターのサインが書かれていました。
しかもキャラクター全員分のサインがちゃんと揃っていたのです。
キャストは落としたサイン帳と同じものをお店で見つけてきて、 いろんなエリアを歩き回り、キャラクターたちにサインを書いてもらったと説明しました。
男性は顔をクシャクシャにして喜び、何度も何度もお礼を言って帰りました。
この話はこれで終わりではありません。
後日、1通の手紙が届きました。
【先日はサイン帳の件、本当にありがとうございました。
実は、連れてきた息子は脳腫瘍をわずらっていて、いつ大事に至るか わからないような状態だったのです。
息子は物心ついた時から、ディズニーのことが大好きでした。
「パパ、いつか絶対ディズニーランドに連れてってね」 と毎日のように言っていました。
私は、ぞうだね、行こうねと答えながら、でも、もしかしたら約束を果たせないかもしれないと不安に思っていました。
命は、あと数日で終わってしまうかもしれない。
だから、せめて今のうちに喜ばせてあげたいと思い、無理を承知でディズニーランドへ連れて行きました。
その息子が、ずっと夢にまで見ていた大切なサイン帳を 落としてしまったのです。
息子の落ち込みようは見ていて苦しくなるほどでした。
しかし、あなたが用意して下さったサイン帳を渡した時の息子の顔が 忘れられません。
「あったんだね!パパありがとね!」 と、本当に幸せそうな顔でした。
ほんの数日前、息子はこの世を去りました。ずっとサイン帳を眺めていました。
「ディズニーランド楽しかったね。また行こうね。」と、言い続けていました。
眠りにつく時もサイン帳を抱えたままでした。
もし、あなたがあの時、サイン帳を用意してくださらなかったら、息子はあんなにも安らかな眠りにはつけなかったと思います。
息子はディズニーランドの星になったと思っています。あなたのおかげです。本当にありがとうございました。】」
いかが?
このデジログへのコメント
> hanaさん
hanaさんのおっしゃる通りです。誠実さはいつまでも持っていたいですね
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