さよならだけが・・・・

さよならだけが人生ならば
柔らかな君の唇なんだろう
さよならだけが人生ならば
始まったこの恋なんだろう

肩にまわした手に感じる温もりや
鼻先に漂う髪の香り
君の柔らかな胸

さよならだけが人生ならば
腕の中の君はなんだろう
さよならだけが人生ならば
この喜びはなんだろう

さよならだけが人生ならば
そんな人生いりません

足元に咲く一輪の花
出会ったからこそ
いとおしい

さよならだけが人生ならば
そんな人生いりません


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寺山修司の言葉を少し借りて書いてみた。
さよならだけが人生だ、というのは寺山独特の逆説的な言い回し。
さよならと別れる、会うは別れの初めなり、なかなかインパクトがある言葉。
だが、その次に新しい出会いが待っている。
新しい出会いのためのさようなら。
新しい出会いに全力投球してこそ
出会いの意味が深くなる。

そういう意味でさよならは人生の必然であり、新しい自分のための必要。
それは良くわかっている。だが、腕の中の君を思うとき、さよならは思いたくない。
さよならという人生は今は要らない。

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ハナレグミ＆忌野清志郎

　サヨナラCOLOR

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