ようこそ我が家へ　mozartみいと夜市あき

娘が愛猫ゾジを連れて帰ってからというもの、なんだか家の中の活気が失われた。

妻も私も、いつも幻のゾジの気配を探していた。次はゾジが面白い歩き方をしていたので写してみた。懐かしい動画だ。

https://www.youtube.com/watch?v=PFO_9xXuW80

ゾジが我が家から居なくなったことがきっかけで、二人は離婚寸前までいくという危ない関係になっていた。



「子猫を飼おうか？」

「ほんと？真面目に言ってるの？」

「ほんとさ、どうせ飼うなら二匹だね」

「二匹も？世話が大変じゃない」

「2～3ヶ月足らずの子猫を飼うなら、一匹じゃ猫が可哀想だろ？1匹も2匹も大して変わらないさ」



地方のローカル新聞で里親を探してないか調べた。
二軒の家がそれぞれボランティアで子猫を預かって飼い里親を探していた。


早速、一軒目に行ってみた。



三匹の生後2ヶ月足らずの猫が土間で飼われていた。

良い人柄のご夫婦だったが、老夫婦ゆえ、余り構ってやれないらしく、三匹とも手を伸ばすとシャーと口を開けて威嚇してきた。

その中の一番小さな長毛の三毛猫が可愛くて、この子に決めた。
とても小さくて儚げで、横顔がどこかmozartに似ていたので
mozartみいと名づけた。

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http://static.flickr.com/4120/4742602420_3a9282e8be_o.jpg

https://www.youtube.com/watch?v=TvMrNMk3Hdk

わずか400グラムしかなく手のひらに乗り、歩く姿もよたよた横揺れしながら歩いていた。
う～～ん、可愛いぞ。みいちゃんと呼びかけて手を出すと「シャー」と挨拶した。


二匹目はマンションで家族や他の犬猫と一緒に飼われていて、
活発で人懐こくとても甘えん坊さんの黒猫。

少し前に死ぬかもしれないような病気をしていたらしく、それはそれは大事にされていたらしい。

真っ黒で精悍な猫。漫画「ブリーチ」の夜市という黒猫が好きな妻は、「夜市あき」と名づけた。

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ただ残念なのは尾曲がりである一点。体重は750グラム。時々写メを飼っていただいていた方に送っているのは可愛がられてるねと安心してもらいたいため。




二匹が我が家に来た夜、mozartみいは何かを探して鳴き続けた。夜市あきの寝所に入れてやると鳴きやんだ。
その日から寝る時は二匹一緒。


バネのある素早い身のこなしのあきとヨタヨタとおぼつかなく歩くみいは性格も体格も運動能力も対照的。

レスリングになると圧倒的にあきが羽交い絞めにしてしまうが、みいが何とか抵抗している姿がいじらしく、可愛い。

https://www.youtube.com/watch?v=yrsAaszgqV8

ほのぼの～～ってやつ。　来てからすぐにみいは便秘を起こしてしまい、夜中に10分おきにトイレに行き「ウン」と踏ん張るものの当分出ない日が続いた。

これは数日後に医者の浣腸で解決したが、固い宿便が腸に大量にあったらしい。

時々、猫たちのことを書いてみよう。