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闇の告白 -Mother 虐待経験サバイバー

2010年06月25日 18:30

闇の告白 -Mother 虐待経験サバイバー

Motherが始まってからずっと
見るのが辛かったのが本音。

そんなに辛いなら見るのやめる?と
家族は言う

私の生い立ちの中で虐待をされていたからこそ
辛くて見ると胸がえぐられる思いがした

つぐみちゃんの日常をみると
他人と思えないほど 気持ちが痛いほどわかると
言いたいほど
よくわかった

私は気分次第で気を失うかあざだらけになる
暴力を浴びながら

空に向かって祈ってた
どうか私を宇宙に連れていって
それかどうかこれは悪夢だといって

いつか本当の家族が現れて助けにきてくれないかな

お願いここから連れ出して。

母親が生みの親じゃないから虐待されるのかもしれないと
嫌われ憎まれているのではないかと
思った

姉妹なのに私だけが邪魔者扱い、嫌われ者だったから。

けれど虐待肉体的、精神的暴力から家での監禁
変わった頃、偶然押し入れの奥のアルバムをみて
自分が間違いなく私を憎む母親から生まれ
赤ちゃんの頃は愛情をもって必死に接していた写真
みつけて

泣いた。

その感情は自分でもわからなかった
求め続けて願い続けた愛情というものが
そのアルバムの一才前までにしかなかったからかもしれない

その後の生育を残すような写真はろくになかった
母と、父と、あるいは家族と過ごすあたたかい思い出の
写真すら残されていなかった

現実をつきつけられて
なんだか人間ってものがもう怖くて信じられなくなりながら
ガス栓をひねった夜だった

長いこと、生きていて
生い立ちの話や家族の話になると
親しくない限りは大抵、適当に答えておくことにしてる。
学生の頃、虐待の話などすれば学校の先生からは
問題児扱いされ、近所の親からは近づくなと
うわさされ

警察に駆け込んで施設に入れて、と泣いてすがっても
実の親元に連れ戻される繰り返しだった

親しくなって聞かれて軽く話せばいいかな、と
うちの親とはちょっとね、、と虐待されていたと
ちょっと告げるだけでも 
目の前の相手の目の色が変わるんだ

それがたまらなくいやだった
好奇心に充ちた瞳
詮索したがるか、あるいは聞かなかったふりをしながら
ちょっと距離を置いてくる大人がどんなに多いか

私たち虐待を受けてきたサバイバー
私たちが好きでそうなったんじゃない。

たまたま不運な境遇があっただけなのに
虐待をうけてきた子は大人になっても
何かしら性格に問題が出てくるから・・・と
いい年の大人が言う。

そうならないように
まっとうに生きれるように
素直な心でまっすぐ生きれるように
何より辛かった過去を忘れて笑顔で生きれるように
毎日が戦いに近いのに。

motherをみてずっと感じてた。
私以外にも沢山いる、幼少期激しい虐待をされ
親に見捨てられてきたサバイバー、被虐待者の人にとって
ドラマは過去を思い出させてしまい
辛くないだろうかと・・・

自分の胸が痛むたびに他の誰かのことを
心配してた。

もし見ている人に虐待経験者がいるなら
私たちの道はずっと過去との戦いだと思う
けれど笑顔で振り切って
なんとか生きて希望を捨てないでほしいと
願ってます。

そう カンタンに 過去はふっきれないけどね。
仕方ないさ、って笑ってその場しのぎにして
たまに辛くなったらとことん泣いて悔しがればいい
それでいいと思う・・・

今でも悪夢ばかり見る
母は死んだのに。

今は、虐待した母が死んだことでほっとしている
自分を
許して欲しいとどこかで思ってる
ずっと自責している。
と同時に憎んでもいる。

けど母親が嫌いな子供っていないんだ・・
もっと 虐待に我慢して、母のためなら
親孝行したかった 

欲しかったのは金持ちじゃなくていいから
いじめ虐待のない普通の家庭。

・・・辛いドラマは終わった。
テレビでは。


この答えの出ない過去の投げかける疑問符
いつ頭から消えるんだろう・・・

そんなこと考えるのも もう 疲れた。

私は、、泣かないように 笑顔が出せるように
能天気そうに 生きていこう。

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