Mother つぐみちゃん、幸せになってほしい

・・・・昨日が最終回でした。
結構話題になって雑誌などでも取り上げられていましたが
見ている人は結構ここにもいますか?

昼間のダイジェストでは泣けるシーンばかりの
ストーリーの総ざらい。
　一番号泣したのは、母親が警察につかまってしまうときの
いかないでと号泣するつぐみちゃん。親子が引き裂かれるそのときってなんでこう悲しいんでしょう。
　警察も普通なら一応一緒にパトカーに乗せてあげたりする
配慮もあるはずなのにな?　とか思ったり。
　そこはドラマなので淡々と表情かえない警察官たち。
　そして、母親逮捕によって施設に連れていかれて
元気そうにすごしているように見えるつぐみちゃん。

　とうとうさびしさに耐え切れず、一人でこっそり夜、施設の
電話から母親に電話・・・近況報告を必死にしながら
明るく話すけど泣きそうで声が詰まっている。
　あのね、あのね・・・と必死に話題をふりまくけれど
静かな母親の態度に、耐え切れなくなってとうとう
本音を切り出す。
　「ずっと、ずっと電話してたんだよ。つぐみ、バックも
用意して、お着替えもいれて、お靴も入れて待ってるの。
いつ迎えにきてくれるの・・会いたいよぅ・・・。ねぇ、
おかあさん、、もう一度つぐみを誘拐して・・・」
　もうこの最後の台詞でズタズタになるほど
泣きました^^;

最終回ではその電話のあとからラストまでの展開だけど
ナンデー。。。　なんでさよならなのー。
誘拐なんかじゃなくて、殺されかかってたれなちゃんを
助けてあげたのは彼女なのに。いくら懲役ではなくて
執行猶予がついたからって、施設には二十歳になっても
迎えにいけないわけ?会うことすら

そのあたりが法律上、どうなっているのか他に手はないのか
本当につぐみちゃんと彼女の新しい運命ができた今、
いまさら振り出しに戻って養護施設とあえない他人のように
引き裂かれていて二人にとって幸せとはいえない。

　まだ幼い子供は、特に助けてもらってやさしく受け止めて
くれた新しい母親が恋しくてたまらないはず。
　特に施設の中はあたたかさが少ない。家庭的な雰囲気にとても飢えている。そんな中にいなきゃいけない理由がない
んじゃないの?

　児童相談所と、新しい里親として引き取れるか、執行猶予中が無理ならそのあとで里親になれるか、それまで
面会がゆるされるか、話し合いが持たれてもいいはず。
　このまま施設に長くいるのは母親と決めた人が
せっかくいるだけに不憫に感じてたまらない。

　なんか矛盾です。できればハッピーエンドを期待してたから。ドラマだからこそハッピーエンドはありじゃないかと
思えたから。

　つぐみちゃんは、施設からひとり、
お小遣いを握り締めて必死に室蘭から東京まで
母親に会いにきてしまうけど何日か過ごしたら
警察からの通報があってからでは
まずいということで母親が施設に戻ろうと朝、提案する。

　言われた言葉にショックをうけたつぐみちゃんは
動揺して鳥かごの水をかえる、といいながら水入れを
手から落として床を拭く。必死に拭きながら
「おかあさん・・・おかあさんはつぐみをもう嫌いになったの?　つぐみのこともう、、好きじゃないの」

　幼いつぐみちゃんには、なぜ施設に戻らないといけないのか
理由がわかってない。

　母親、もっとわかりやすいように教えて安心させて
あげられなかったのかなーとちょっとジレンマでした。

お別れの日、
最後までおおきな鳥かごをもち、「つぐみ、一人で歩いて
帰れるよ。」と長い長い道を歩きはじめる。
落胆をこらえるように必死に歩く後姿。

突然病死で死なれてしまったおばあちゃんのうっかりさんの
死の悲しみも抱えながら母親に背中を向けて。

でも、結局二人はもう少し施設の近くまでついていこうという母親と、抱き合って、お別れをいって、二十歳になったら
あけて読んでね、という手紙を母親が渡して、お別れしていく。

・・・なんかね・・・気持ちがすっきりしない。
つぐみちゃんのように言いたい。もう一度助けて。
そう、誘拐じゃないはず。助けてくれた大切な人。
お願い。もう一度助けて。そういいたい気持ちです。

つぐみちゃんには幸せになってほしい。

ドラマなのに感情移入が・・・とにかく涙で画面が
まともに見れなかったよ。最後はあんまりだーと
思って涙すら出なかった。

ダイジェストではこぼれるような笑顔で元気はつらつで
挨拶と番組案内をしていたつぐみちゃん約のまなちゃんに
「この子・・天然でこの雰囲気なのか!」とたまらない
可愛さでめろめろになりつつ・・

久しぶりにやられました。。あまりに可愛いから
家族と「そのうちファンクラブでもできて太い男声で
ハチマチとかしめて「つーぐーみーちゃーーん」とか
叫ぶ男たちが現れたりして」とか冗談言ってましたが。

にしても家族にも大好評、一度も逃さず録画し続けた
mother。
教わったことはもしかしたらもっと多くて
後になってまた考えさせられるかも、しれない。

少なくともつぐみちゃんを通して発してきたメッセージは
何人もの人に希望を与えてくれるんだろうね。。

好きなことを考えるの。そうしたら楽しくなれるよ。
探せばいくらでも出てくる好きなものノート
クリームソーダ
せっけんの匂い
手を洗うときのあわあわ
空にうかぶ雲・・・

でもねよいストーリーってなんだろう
最初から最後まで実の母親には怒り狂いっぱなしでした。
人として、何のために生きてんの、と思った。
だって実の母親がちゃんとつぐみちゃんを愛して
いたなら、運命は何もかも変わってたんだから。
どんだけ人巻き込んで不幸にしたのよ。。。

これから水曜日の楽しみが一つ減っちゃった・・・。
つぐみちゃんまたドラマに出ないかなぁ・・。