- 名前
- そよ風タンポポ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 76歳
- 住所
- 岐阜
- 自己紹介
- 私は61歳になる独身の男性です。さまざまな困難な体験を経て、今はありのままの自分を生...
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アルコールではなくシャワーで身体を温める
2010年03月24日 22:19
今日も1日中雨が降っていた
注文もあり、10時過ぎに山仕事に出掛け
ぼそぼそ、しとしと雨の降る中で
榊の枝を切った
ゴアテックスとはいえ
もう使い古して次第に中の服も湿ってきて
じっとしていると
たとえば弁当を食べていると
身体が冷えてくる
でもそんなときも働き出すと
体の中で熱が作り出され
いつか冷たさは消えて
夢中で濡れた林を縫い歩き
榊の枝を切り続ける
いつか薄暗くなった夕方まで
林道まで背負って持ち上げた榊の枝200本ほどを
新しい連れ合いの、愛車バネットに載せ、
暗くなりかけた林道を下る
ヒーターをかけても次第に冷えて来る身体
寒さに震えながら、
林道をひた走り
里に出たら酒屋で焼酎でも買うか
いや今日は酒屋は休みだ
野の花社に帰ったらすぐ熱いシャワーを浴びよう
そんなことを思いながらひた走る
野の花社の長屋にバネットを乗り入れ、
濡れた身体で
冷え切った身体で
榊の束を大きなバケツにたくさん入れ終わると
一目散に倉の自分の住処に入り
濡れた服を脱ぎ捨て、
濡れたパンツとシャツだけになり、
着替えを見繕って
浴室に駆け込む
裸になる
熱湯の蛇口をひねる
温かい湯を頭からかける
温かい湯が、冷えた指先を暖めてゆく
頭を、首を、肩を、胸を
お腹を 尻を ちんぽを フグリを
大腿部を、ふくらはぎを、足先を
次々と暖めてゆく
冷えたからだが
次第に温まってゆく
その心地よさ
その浴室を作ったおいらのこと
手伝ってくれた友達のこと
材料をくれた木工所の人
壁にする石膏ボードをくれた大工さん
温まってゆく身体を感じながら
そんな人々のことも思い出す
あれから随分時が経ち
ああ、ともかく暖かくなり
やはり冷えた身体を温めるために
口から強いアルコールを入れるよりも
こうしてシャワーを浴びたほうが
よほど良いのだということ
そんなことに改めて気付く
そんなことができるようになったことも嬉しい
そのほか今日は
また食い詰めたほんのちょっとした知り合いの2人の
1ヶ月ほど泊めてくれという話を断わる
今のままでも大変なのに
そういう余裕はないと
向こうもすぐ分かってはくれたけど
世話をッしている火との大変さに心が傷む
国民生活救済センターの電話番後を知らせ
そこにでも相談してみるようにとだけ言っておく
そういえばしばらくここにいて
岐阜のアパートに数日前に帰っていった兄も
これまでなかったこと
自分の布団をきちんとたたんで行った
しかしやはり疲れている
今日はもうこれまで
もう休もう
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