Tales of Planet Tecle ２

先週の月曜以来の更新です

何度も修正しながら次につながるように考えて書いていたのですが、なかなか先に進みません

でも、あんまり長いのもねぇ？ｗ


というわけで、お待たせいたしました

って言うか、、待っていた人がいるとも思えませんが･･･ｗｗ

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第一章　アファレスとウヴァルス

第一話　エノアとイツキス　１

「やあ、イツキス
久しぶりだね」

といつものお気に入りの木の下で本を読んでいたイツキスに声をかけてきたのはアファレスのリリルだった

「あ！リリル！！
いつからそこにいたの？
全然気付かなかったよ」

「少し前からさ
ずいぶん熱心に本を読んでいたからね」

「うん、僕ね、いっぱい本を読んでリリルみたいに立派な人になるんだ」

「そうか、偉いな」

「ねぇ、リリル
一生懸命勉強したら僕もいつかはリリルみたいになれる？」

「もちろんさ、イツキス
でも、それには長い時間が必要だよ」

「うん、でもどれくらい？」

「私は今のようになるまでに２４０年かかった」

「じゃあ、無理だ･･･」

「そんなことはないさ
イツキス、私はこれまで一人で生きてきたし
誰かに何かを教わったことはない

でも、君には私が知っていることを何でも話してあげよう
そうすればきっとすぐに私に追いつくだろう
いつでも私の家に遊びに来るがいい」

「ほんとに？
リリル、約束だよっ！」

「ああ、約束だ」

そう言ってリリルは自分の家に帰っていった


イツキスはいつになく興奮していた

いつもはずっと一人で旅に出ているか
帰ってきてもずっと家の中にこもっているリリルに会えただけでも幸運なのに
彼の家に遊びに行っても良いと約束してくれたからだ


ウヴァルスのイツキスにとっては自分の１０倍も長生きなアファレスはまったく別な世界の住人だと思っていたし
特にリリルは人を遠ざけていると噂されていたこともあって
彼から話しかけられたことにも、自分を覚えていてくれたことにも
踊りだしたくなるようなうれしい気持ちでいっぱいなのだった


そして翌日、
イツキスは食事を済ませるとすぐにリリルの元へと走った

「リリル！
イツキスだよっ！」

と、玄関で声をかけると

「ああ、待っていたよイツキス」

「ほんとに？」

「もちろん本当さ
あそこの坂のてっぺんでつまづいたのも見ていたさ」

「そんなことまでわかるの？」

「もちろん！
それが私の使命なのだから」

「ふぅ～ん･･･ねぇリリル、今日は何を教えてくれるの？」

「そうだな、イツキスはどんなことを知りたい？」

「僕ねぇ、この間おとうさんと海を見に行ったんだ」

「そうかい、それは楽しかったろう」

「うん！
それでね、海にはすごくたくさんのお水があるでしょ？
あのお水は川から流れてきたんだっておとうさんが言ってたけど
いつも川から流れてきてたら、海の水はどんどん増えていくの？」

「いいところに気がついたね、イツキス
海の水は私が生まれてから今日までの間にわずかでも増えたり減ったりはしていないんだ」

「どうして？」

「それはね、イツキスにはまだ難しいかもしれないけれども･･･」

と、リリルはイツキスに水が蒸発すること
海の水もアテナの光で蒸発し雲になって雨を降らし
その雨が川になって海に注ぐのだと丁寧に教えてくれた

こうしてイツキスは毎日リリルの家を訪ね
少しずつ知識を蓄えていった

そんなある日のこと･･･

リリルはイツキスに、明日は大事な話があるから
家にくるときには両親も連れてくるようにと伝えた

そしてその日のこと･･･


つづく･･･

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まあ、こういう思わせぶりなところで次に続けるのは常套手段っていうやつですねｗ


今回は音楽を少し修正しました

映像は少し変えただけですが、音楽は若干聴けるようになったかなぁ？って言う感じ･･･

いつになったら完成するのやら･･･(/_;)

気長に待っていてくださいねm(_ _)m

って、来月には新しい曲になるんじゃないのかよ！
って言う突っ込みはしない約束で！ｗｗ

https://www.youtube.com/watch?v=E2xd3PWud20